“ナベQ2世”木村 1軍入り猛アピール

2009年02月15日 06:00

野球

“ナベQ2世”木村 1軍入り猛アピール
紅白戦で好投をした木村文和
 “ナベQ2世”が、開幕1軍入りを猛アピールだ。西武・木村文和投手(20)が紅白戦に先発。3回を2安打無失点に抑えた。「いい投球ができたと思う。監督からも“良かったぞ”と褒めてもらいました」。入団3年目で、1軍キャンプメンバーの最年少。「キム」の愛称で他のナインからいじられまくる若獅子が、真っ黒に日焼けした顔をほころばせた。
 背中には渡辺監督の現役時代と同じ番号「41」を背負う。豪快なフォームも指揮官から譲り受けたかのようだ。圧巻だったのは2回無死。昨年のリーグ本塁打王・中村を追い込むと、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。「あのボールがきょうは一番良かった」という木村に、おかわり君も「いい高さから縦にクッと落ちてきた」と脱帽だ。直球のMAXは145キロ。ネット裏ではエース涌井が「速いな、あいつ」とその投球に見入っていた。

 地元・埼玉栄卒で、昨年も1軍キャンプに抜てきされた期待の星。7日にはレ軍・松坂のキャッチボール相手に指名され「緊張するんでやりたくなかったけど…。でも、やりたかった!」と興奮を隠せなかった。あこがれの存在を肌で感じ、さらに上のレベルを目指そうという思いが自然と募った。「次は広島戦です。先発で頑張りますよ」。20日の練習試合(南郷)で、今度は赤ヘル相手に力試し。若い西武の投手陣を、20歳の木村がさらに活性化する。

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