ヤクルト新人左腕 長~い目で見てやってください

2009年02月15日 07:35

野球

 ヤクルトのドラフト1位左腕・赤川克紀投手(18)が14日、沖縄・浦添でフリー打撃に初登板した。スリークオーター気味に投げるため防御用のネットが苦手で、55球のうちボール球が22と多く、和製大砲・畠山に左越えアーチを被弾する“ホロ苦デビュー”だったが、安打性の当たりは5本。高田監督は「とんでもない球ばかりということじゃないんでね。慣れていけばいいんじゃないかな」と18歳の“大器晩成”に期待をかけた。
 本人も課題は見えている。「コースを狙った球が甘く入ったこともあったし、畠山さんにはそれを軽~く持っていかれました。プロの打者はスイングが全然違う」。実戦初登板は2番手として25日のロッテ戦(浦添)に決定し、「ボールが引っかかりすぎて沈んでいるところがあったので、それは修正したい」と意気込んだ。
 ライバルは同い年のルーキー・大田(巨人)に狙いを定めている。昨年6月に宮崎商のエースとして臨んだ東海大相模(神奈川)との練習試合で、大田には1打席目の140メートル満塁弾をはじめ3打数3安打とやられっぱなし。「(140メートル弾が)今までで一番飛ばされました。高校生レベルじゃなかったですよ」。新聞の1面を飾り続ける大田に対し、赤川は独自のスロー調整を続ける。今は息を潜めながらも、プロの舞台でリベンジを果たしてみせる。

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