ダルビッシュ87球!“世界一宣言”

2009年02月15日 06:00

野球

 ダルビッシュが“世界一宣言”で日本ハムのキャンプを打ち上げた。紅白戦が行われた2軍キャンプ地の国頭でブルペンに入り87球の熱投。「ここまで体を痛めたところもなく順調。予想以上の球も投げられている。WBCは日本の野球ができれば、メンバーの実力からいって1番上まで行けると思う」。侍ジャパンのエース候補の口から決意表明が飛び出した。
 自分自身に言い聞かせるようでもあった。昨年の北京五輪では調整段階で背中を痛め万全でなかった。キューバ戦では打ち込まれ、敗戦処理の屈辱も味わった。同じ失敗を繰り返さないために、常にテーマを持って取り組んだ。ブルペンでは11日の阪神戦(宜野座)で課題としたクイックを試した。一般的にプロ平均は1秒30といわれるがこの日は1秒27。「現時点でクイックした時としない時では(制球などが)変わるかもしれない。でも試合になれば大丈夫」と力強く語った。

 試合前には稲葉とともに梨田監督と水上2軍監督から“プチ壮行会”として花束を手渡された。「梨田監督からは“頑張ってくれ”と言われました。キャンプを途中で抜けるのは変な気分だけど…。みんなにいい形で送り出されたのでそれに応えたい」。期待が大きいほど力を発揮する――。それがダルビッシュという男だと、誰もが知っている。

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