県岐阜商が代替大会出場辞退 教員らの新型コロナ影響、野球部員に陽性者なし

2020年07月19日 18:24

野球

 高校野球の伝統校、県岐阜商高が岐阜県独自で開催する代替大会への出場を辞退したことが19日、明らかになった。同校では教諭や生徒に新型コロナウイルスの感染が確認され、県にはクラスター(感染者集団)が発生したと認定されている。硬式野球部は24日の初戦に出場予定だった。関係者によるとPCR検査を受けた部員に陽性はいなかったという。
 岐阜県教育委員会は19日、同校が29日まで臨時休校することを発表。同日までに試合予定があった他の部を含め、部活動が禁止された。硬式野球部は8月、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われる交流試合への出場が決まっている。

 鍛治舎巧監督(69)は交流試合の出場について「日本高野連の判断になる。対戦相手のこともあるので簡単に欠場もできない」と説明。「感染防止に努めてきたが、選手に説明の言葉が見つからない」とした。日本高野連の小倉好正事務局長は「今後は当該校、岐阜県高野連と相談しながら実行委員会の中で協議していきたい」と話した。

 同校では19日までに保健体育を担当する男性教員4人、女子生徒3人の陽性が確認され、県と市は教員や生徒の検査を進めている。

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