福岡屈指の強打者対決! 筑陽学園・中村VS福岡第一・岸本に9球団スカウト熱視線

2020年07月19日 05:30

野球

福岡屈指の強打者対決! 筑陽学園・中村VS福岡第一・岸本に9球団スカウト熱視線
<福岡第一・筑陽学園>9回、左中間越え適時二塁打を放った、福岡第一・岸本(撮影・中村達也) Photo By スポニチ
 【福岡大会・地区予選リーグF   筑陽学園7―3福岡第一 ( 2020年7月18日 )】 福岡屈指の強打者2人が激突した。昨年春夏連続で甲子園出場の筑陽学園・中村敢晴内野手(3年)は1メートル83の大型遊撃手。対する岸本暖捕手(同)は高校通算11本塁打で強肩好守の捕手。ともに4番打者の対決に、ネット裏からはプロ野球9球団のスカウトが熱視線を送った。
 「バットは振れていたが変化球への対応がうまくいかなかった」と苦笑いを浮かべたのは中村だった。昨春センバツでの山梨学院との2回戦で同点の7回に勝ち越し打を放ち、チームを8強に導いた強打は不発。第1、2打席はともに空振り三振。2四死球の他は無安打に終わった。

 父は日本文理大の中村寿博監督(45)。西日本短大付主将だった1992年夏に全国制覇を果たした。中村は「自分は筑陽で全国制覇を成し遂げる」と進路を決め、この夏は父子2代での全国制覇を目指したが、その夢はついえた。だが「悔しい気持ちはあるが大会を開いてもらった恩返しのために絶対優勝したい」と昨年覇者の意地を見せるつもりだ。

 一方の岸本は9回2死一、二塁に目の覚めるような適時二塁打を放った。「カーブ。自分の会心の当たりは左中間のライナー。最後に理想の打撃ができた」と胸を張った。遠投120メートル、二塁送球1・8秒の強肩も魅力。中村と岸本のバット争いが、この日から始まった。

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