市和歌山エース・米田 涙止まらず「大阪桐蔭を完封できる力をつけたい」 3被弾、8失点で完敗

2022年03月28日 19:11

野球

市和歌山エース・米田 涙止まらず「大阪桐蔭を完封できる力をつけたい」 3被弾、8失点で完敗
<市和歌山・大阪桐蔭>準決勝進出を逃し、涙の市和歌山・米田(左)(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第94回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   市和歌山0-17大阪桐蔭 ( 2022年3月28日    甲子園 )】 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、第4試合では市和歌山が、4度目の春頂点を狙った大阪桐蔭に0-17で敗れ、準優勝した1965年(昭40)以来57年ぶりの4強入りを果たせなかった。
 試合後に大粒の涙を見せたのはエース・米田だ。「リリーフでも無失点で流れを作るのがエース。それができなかったのが悔しい」。2回戦の明秀学園日立戦で141球を投げ、9回1失点の完投勝利を挙げた米田はベンチスタート。今大会初登板の先発・淵本が5回途中6失点で降板すると、2番手でマウンドに上がったが、勢いを止められなかった。

 6回には1イニング3本塁打を浴びて、イニング途中で降板。1回7安打、3被弾で8失点という結果に終わり「全イニング無失点ということがなしとげられなかったのが残念。大阪桐蔭のようなチームを完封できるような力をつけたい」と唇をかんだ。

 「疲れがあった」と半田監督が説明したように、米田はここまで2戦連続完投で疲労困憊。米田は「腰に張りがあった。自分の球としては1割にも満たないくらい、全く自分の球が投げられなかった。腰というより、スタミナも課題でした」という。肩や肘に問題はないというが、本来の力を出せず、悔しさを押し殺していた。

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