【お立ち台全文】殊勲のヤクルト青木「ちょっとお願い…入って!入って!って思いながら走ってました」

2022年04月23日 21:39

野球

【お立ち台全文】殊勲のヤクルト青木「ちょっとお願い…入って!入って!って思いながら走ってました」
<ヤ・神> 4回無死、青木は先制ソロを放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト1―0阪神 ( 2022年4月23日    神宮 )】 ヤクルトの青木宣親外野手(40)が阪神戦(神宮)で待望の今季1号となる先制&決勝のソロ本塁打を放った。
 「2番・左翼」で先発出場。0―0のまま迎えた4回、先頭打者として入った第2打席だった。相手先発右腕・ウィルカーソンが3ボール1ストライクから投じた5球目、外角高め直球をヤクルトファンの待つ右翼スタンドへと叩き込んだ。今季80打席目にして出た待望の初アーチが決勝弾。6回3安打無失点と好投した21年目左腕・石川雅規投手(42)に史上3人目となるルーキーイヤーから21年連続となる白星をプレゼントし、お立ち台でも興奮気味だった。

 ――ナイスバッティングでした!歓声がすごいです。ナイスバッティングでした!

 「えっ?ごめん…ほんとに聞こえないっす」(苦笑い)

 ――ナイスバッティングでした

 「えっ?」

 ――ナイスバッティングでした!

 「ありがとうございまぁ~~~す!!!ありがとう~~~!みんな、ありがとう~っ!めちゃめちゃうれしいで~す!」

 ――ズバリ、聞きたいと思います。4回、先頭で回ってきた打席。打った感触はどうだったんでしょう?

 「いやぁ~あの。長らくホームラン打ってなかったんで。ちょっとお願い…入って!入って!って思いながら走ってました。ま、良かったです、入って、はい」

 ――まさにあの1本が決勝点ということになりましたが、きょうは石川投手がナイスピッチングを続けていました。やっぱり勝ちを付けたいという思いもあったんじゃないですか?

 「いや、もちろんですね。ほんと、クラブハウスでもロッカー隣で。なかなか勝てない石川さんをね、ちょっとこう…元気のない石川さん見てたんで。なんか、きょう良かったです、ほんと。石川じいさんのために頑張りました!」

 ――ダイヤモンドを一周してベンチに帰って、石川さんと何か会話はされました?どんな話を?

 「いや、あの…。石川さんもなんか、マウンドを下りた後もやっぱり勝ちたいって思いが強いのか、なんかこうそわそわしてましたね。フフ。まぁ、いいピッチングしてたんで、そのへんはね、満足してると思うんですけど。でも、やっぱり勝ちが付いたことは本当に石川さんにとってね、またチームにとっても良かったと思います」

 ――入団から投打でスワローズを支えてきた2人ですよね。2人で勝った1勝だと思います。非常に気持ちという面でも大きいんじゃないでしょうか

 「そうですね。自分もちょっと開幕してからなかなか結果が出なかったんで。いつもいつも『きょうこそは』『きょうこそは』っていうね、なんかそういう気持ちでプレーはしてたんですけど。きょう、その瞬間がきたこと、本当にうれしく思います」

 ――きょうは神宮に今シーズン最多2万6000人を超えるファンの皆さんが入場。応援というのも力になったと思います。まず野手を代表してファンの皆さんにメッセージをお願いします

 「いや、もういつもたくさんのファンの皆さんの前でプレーすることを本当に幸せに感じています。いつもいつも神宮球場に来て、試合を見て、楽しんで、ストレス解消してくださ~い!」

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