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DeNA・京山将弥が608日ぶり1軍登板で155キロ計測 投げられない時期克服し復活へ!

2024年06月02日 19:41

野球

DeNA・京山将弥が608日ぶり1軍登板で155キロ計測 投げられない時期克服し復活へ!
DeNA・京山 Photo By スポニチ
 【交流戦   日本ハム9―2DeNA ( 2024年6月2日    エスコンフィールド )】 DeNA8年目、京山将弥投手が2―9の8回に3番手で登板。22年10月3日ヤクルト戦の中継ぎ登板以来「608日ぶり」に1軍のマウンドに立った。
 京山には劣勢のスコアも関係なかった。必死に腕を振る、それだけだ。先頭打者・水谷に対する初球で151キロの直球を投げ込むと、最速155キロをマークし21球中17球が直球。「(捕手の山本から)フォークのサインが出ても真っすぐで行こうと思っていた」と首を振る場面もあった。

 その山本も「(登板したら)押せるところまで押そうという話しは朝会ったときにした」と京山の長所を引き出すことに尽力した。
 2人は98年生まれの同学年。牧、山本、入江、知野、中川颯らがそろう中、京山が「プロ野球歴」は最も先輩だ。2年前は一時期ローテーション入りしたが、その後に調子を崩した。

 自ら口にすることはないが、2軍生活中には自身の投球フォームを忘れ、投げ込むことができない時期もあった。それでもオフに就任した入来祐作2軍チーフ投手コーチの下で形をつくり、155キロを投げ込むまでに復活した。

 昇格のお呼びがかかったのは前日1日の午後。夕方に機上の人となった。エスコンフィールド3連戦3戦目。北海道まで1試合のための飛来だったが、「投げたい」という思いを胸に刻み北の大地に足をつけた。

 「まだ1試合投げただけ」と言うが、坂本、中川虎、徳山ら2軍でともに汗をかいた同僚が1軍で好成績を残していることは刺激になる。山本は「みんなファームで受けていたメンバー。やっぱり“きっかけ”って必要だと思うし、僕も去年“きっかけ”をつくれた。(京山にも)“きっかけ”をつくってあげることが僕の仕事」と続けた。

 「若いメンバーが頑張っている。僕もまだまだ若い。課題もありますが、今日の感じを続けたい」と京山。思いを込めた1泊2日。今後の活躍を誓い「来た甲斐がありました」と笑顔を見せ背番号48は北広島をあとにした。
(大木 穂高)

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