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広島・新井監督、拙守から敗戦も前を向く「失策0というのはないから。また練習、準備」打線もつながり欠き

2024年06月02日 05:45

野球

広島・新井監督、拙守から敗戦も前を向く「失策0というのはないから。また練習、準備」打線もつながり欠き
<ソ・広>広島・新井監督(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【交流戦   広島0-2ソフトバンク ( 2024年6月1日    みずほペイペイ )】 広島は1日、ソフトバンク戦(みずほペイペイ)に0―2で敗れ、今季3度目の3連敗を喫した。リーグ2位の巨人も敗れたため首位の座こそキープしたものの、課題が残る結果となった。3回には2失策から失点し、拙守が敗戦に直結。打線も28イニング連続適時打なしと、つながりを欠いた。福岡でのソフトバンク戦は18年6月17日を最後に勝利がなく2分けを挟んで6連敗。2日の第3戦で負の連鎖を止める。
 拙守に拙攻…。9回までスコアボードに「0」が並んだ。昨季は12度だった零敗は今季早くも9度目。敵地のコイ党のため息が漏れたが、新井監督は前を向いた。

 「失策0というのはないから。それ以上に今まで、凄くいいプレーがたくさんある。またしっかり練習して準備して、明日に備えてもらいたいなと思います」

 2つの守備の乱れが敗戦に直結した。3回先頭の佐藤直の遊ゴロを遊撃・矢野が一塁へ悪送球。無死二塁とピンチが拡大し、今宮の右前適時打で先取点を奪われた。その後、1死一塁から山川が三振に倒れた際に、今宮が二盗を試みた。捕手・石原の二塁送球が再び悪送球。中堅前にボールが転がる間に三塁への進塁を許し、続く近藤の左前適時打で追加点を献上した。痛恨の失策を犯した矢野は猛省した。

 「“早く投げないと”と焦って、悪送球につながった。守備一つでこうやって負ける。僕のミスがなかったら、いいところまで持っていける試合だった。もう一度しっかり反省して、やっていきたい」

 試合前時点で43試合で4失策と高い守備力を誇っていた伏兵のミスが痛かった。チームは直近3試合で5失策で、3試合連続失策は今季初。その悪い流れは攻撃にも影響した。2回は1死二塁から宇草、林が連続三振。6回は2死から野間の左前打、菊池の左翼線二塁打で二、三塁と好機を広げたが、小園が三ゴロに倒れ、初対戦の相手先発・大津を攻略できず、指揮官も脱帽するしかなかった。

 「(大津は)縦、横だけじゃなしに、チェンジアップで緩急もついていた。ストライク先行で、相手がナイスピッチングだった。うちは今日も若い選手が結構スタメンに多かった。いい経験にしてもらいたい」

 打線は5月29日オリックス戦の8回以降、28イニング連続適時打なしだ。チームは今季3度目の3連敗。福岡でのソフトバンク戦は6連敗で、通算も8勝24敗4分けと鬼門と化す。2日の一戦で意地を見せたい。(長谷川 凡記)

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