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交流戦男だ!日本ハム水谷が代打で左前適時打、打率・643

2024年06月02日 07:52

野球

交流戦男だ!日本ハム水谷が代打で左前適時打、打率・643
<日・D(2)>7回、同点打を放つ代打の水谷(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【交流戦   エスコンF ( 2024年6月1日    日本ハム3-4DeNA )】 まさに“交流戦男”だ。日本ハム・水谷瞬外野手(23)が1日、DeNA戦の7回に代打で登場し、一時同点に追い付く左前適時打を放った。これで交流戦は全4試合に出場して打率・643と好調をキープ。昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから加入したロマン砲が、新天地で花開こうとしている。
 惜敗した前日の9回。水谷はもう少しでサヨナラ弾という左飛を放っていた。だから、自身のバットに願いを込めた。「今日は打たせてくれよ」。念じた思いが結果につながった。

 1点を追う7回2死一、二塁だ。中島の代打で打席に向かった。「ファームで1打席だけ対戦していたのでイメージはあった」という左腕・坂本のチェンジアップを捉えた。三遊間をしぶとく破る一時同点の左前適時打に、一塁ベース上で何度もガッツポーズし「代打で安打とかはたまたまぐらいの気持ち。野球の神様が見てくれていたのかなと思う」とうなずいた。

 これで交流戦は4試合で14打数9安打3打点、打率・643と絶好調だ。2軍調整中は佐藤2軍打撃コーチにみっちり指導を受け、打撃を磨いてきた。今も試合後には連絡を取り合い、2人だけの反省会を続ける。「試合が終わって、あれはこうだったというやりとりをした結果が割り切った感じでできている」と感謝。勝利にはつながらなかったが、見事に代打での起用に応え、新庄監督は「真っすぐのタイミングでもこういう安打を打ってくれるので、期待持てますよ」と評価する。

 現役ドラフトで加入し、6年目の今季は間違いなく自身の転機になっている。1軍昇格時には10本のバットを用意。ただ、バットが折れる打席が多く、今は残り4本になった。それも試合に出ているからこその証。「僕自身、毎日が必死。もらえたチャンスはなんとか結果につなげたい」と水谷。現状に満足などしていない。(田中 健人)

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