鈴木誠也 痛恨ミス帳消しの豪快満塁弾に本拠大興奮 スワンソン決勝弾でチームの連敗は3でストップ

2024年06月02日 14:21

野球

鈴木誠也 痛恨ミス帳消しの豪快満塁弾に本拠大興奮 スワンソン決勝弾でチームの連敗は3でストップ
会心の同点満塁弾を放ち、雄たけびを上げるカブス・鈴木(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス7ー5レッズ ( 2024年6月1日    シカゴ )】 カブスの鈴木誠也外野手(29)が1日(日本時間2日)、本拠でのレッズ戦に「2番・右翼」で先発出場。自身初の満塁弾を含む、4打数2安打4打点の活躍でチームの連敗を3で止める原動力となった。鈴木は3試合ぶりのマルチ安打を記録し、今季の成績は打率・265、6本塁打、23打点となった。
 2回2死満塁、レッズ先発・グリーンの投じた98マイル内角直球を完璧に捉えると、打球は雨空を舞い、左翼席へ。打球速度106・9マイル(約172・0キロ)、飛距離400フィート(約121・9メートル)、打球角度は32度の芸術的な満塁弾だった。

 総立ちの観衆の大歓声を背に、引き締まった表情でダイヤモンドを一周。本塁で待つ3人のチームメートとハイタッチを交わすと、控えめな笑顔を見せた。

 会心の2試合ぶり6号本塁打。しかし心の底からは喜べなかった。0-0の2回2死満塁。レッズ9番・メーリが打ち上げた飛球は右翼の鈴木のもとへ。しかし平凡な飛球にも関わらず、グラブに当てて落球。2死のため、スタートを切っていた塁上のすべての走者が生還した。その後にも1点を失い、4点のビッグイニングを相手に与えた。直後、一振りでミスを帳消しにしたが、悔しさが晴れることはなかった。

 会心の笑顔がはじけたのは8回だ。5-5の8回1死一塁、スワンソンが左翼席に豪快なアーチをかけた。決勝の5号2ラン。ベンチでヒーローを迎える鈴木の顔は晴れやかだった。

 悪天候のため、試合開始は3時間以上も遅延。試合中も断続的に雨が降りしきっていた。初回1死からの第1打席では、得点にこそつながらなかったが、中越えの三塁打を放つなど、9試合連続安打を記録。痛恨の守備のミスはあったが、打撃の状態は確実に右肩上がりを描いている。

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