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巨人・菅野智之 圧巻の7回零封で無傷の5勝目 今季最速タイ153キロをマーク、絶好調の34歳

2024年06月02日 16:07

野球

巨人・菅野智之 圧巻の7回零封で無傷の5勝目 今季最速タイ153キロをマーク、絶好調の34歳
<西・巨>5回、丸の適時打で生還した立岡を迎える菅野 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人7―1西武 ( 2024年6月2日    ベルーナD )】 巨人の菅野智之投手(34)が2日の西武戦(ベルーナD)で今季8度目の先発登板。7回4安打無失点の好投で、5月11日のヤクルト戦(神宮)以来22日ぶりとなる無傷の今季5勝目を挙げた。菅野の開幕5連勝は2020年に13連勝して以来4年ぶり。
 開幕から8試合連続で盟友・小林とバッテリーを組んでマウンドへ。初回を11球で3者凡退に仕留めて順調な立ち上がりを見せると、2回も3者凡退に仕留めた。

 1死から蛭間の右翼ライン際に飛んだ飛球を新加入6戦目のヘルナンデスがスライディングキャッチする美技を見せると、マウンドで帽子を脱いで合図を送り、感謝を示す場面もあった。

 3回は先頭の7番・岸に左前打されて初安打を許し、2死三塁とされたが、1番・源田に今季最速タイの153キロを見せたあとの7球目、129キロのカーブで空振り三振。4回に2安打されて2死一、三塁のピンチを招くも無失点で切り抜けると、直後の5回には味方打線が1点先制した。

 緊急合流の秋広が1死から安打で出塁し、小林の犠打で2死二塁としてから立岡の左前適時打で先制すると、ベンチ前でキャッチボール中だった菅野は右腕を突き上げてガッツポーズ。さらに丸の中前適時打と吉川の中前適時打でリードが3点に広がった。

 その裏、1死から8番・炭谷にこの試合初の四球を与えた菅野。2死一塁で源田に対してカウント1―1となった場面では珍しく小林のサインに首を振り、次の内角スライダーで右飛に打ち取ると、ベンチに帰りながら笑顔で小林に話しかける場面もあった。

 味方打線は7回にも立岡、丸、ヘルナンデス、吉川と4者連続の長短打で一挙3点を加えて6点リード。菅野はその裏も2者連続三振を奪うなど無失点。この回限りで降板となった。

 菅野の投球内容は7回で打者27人に対して109球を投げ、4安打無失点。7三振を奪って1四球&1死球を与え、直球は今季最速タイの153キロをマークしている。

 体調不良により登板を一度飛ばし、復帰戦となった5月26日の阪神戦(甲子園)では7回1死まで1四球のみの無安打投球。同24日の同戦でノーヒットノーランを達成した戸郷に続くかと期待されたが、初めての被安打から3連打で先制を許して92球で降板した。

 チームは菅野の降板後、9回に岡本和の起死回生の一発で追いつき、延長10回に丸の犠飛で2―1と勝ち越し。ドラフト1位右腕・西舘がプロ初勝利を挙げていた。

 ▼菅野 先制点を与えなかったことが良かったです。この調子を継続できるようにまた次に向けて調整していきます。

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