異例降格受け入れた年俸30億円の元MVP・アブレイユが今季初本塁打 メジャー復帰4戦目で待望一発

2024年06月02日 09:21

野球

異例降格受け入れた年俸30億円の元MVP・アブレイユが今季初本塁打 メジャー復帰4戦目で待望一発
2回に今季初本塁打を放ったアストロズ・アブレイユ(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   アストロズ5-2ツインズ ( 2024年6月1日    ヒューストン )】 アストロズのホセ・アブレイユ内野手(37)が1日(日本時間2日)、本拠でのツインズ戦で今季初本塁打を放った。
 「8番・一塁」で先発出場したアブレイユは2回の第1打席で外角直球を右中間席へ運ぶ1号ソロ。出場26試合目で飛び出した今季初本塁打に本拠ファンもチームメートも手を叩いて喜んだ。

 アブレイユは開幕から22試合で71打数7安打、打率・099、0本塁打、3打点と極度の不振に苦しみ、4月下旬にマイナー落ちした。

 元MVPがマイナーという異例の降格を受け入れ、米フロリダ州の球団施設で汗を流し、ルーキーリーグから復調に励み、マイナーでは2チームで計7試合に出場し、打率・241、1本塁打、3打点。5月27日(同28日)のマリナーズ戦で約1カ月ぶりにメジャー復帰した。

 打率は依然として1割台の・119ながら、復帰4戦目で待望アーチを放ち、復調気配を感じさせた。チームも先発・バルデスが7回1失点と好投し、投打がかみ合って勝利した。

 キューバ出身のアブレイユは13年に亡命し、14年からホワイトソックスで9シーズンプレー、14年にア・リーグ新人王、20年にMVPに輝くなど、30本塁打以上が5度、100打点以上が6度と打線の中核として活躍した。22年オフにアストロズと3年総額5850万ドル(約90億円)で契約した。

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