【甲子園】近江・山田「三振の方がいいと途中からギアを上げました」 3者連続3球三振含む13奪三振

2022年08月07日 20:40

野球

【甲子園】近江・山田「三振の方がいいと途中からギアを上げました」 3者連続3球三振含む13奪三振
<近江・鳴門>笑顔でアルプスの応援団にあいさつに向かう山田ら近江ナイン(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【第104回全国高校野球選手権 1回戦   近江8―2鳴門 ( 2022年8月7日    甲子園 )】 近江(滋賀)のエースで最速149㌔のプロ注目右腕・山田陽翔投手(3年)が7日、1回戦の鳴門(徳島)戦に先発。3季連続となる甲子園で、3者連続3球三振を含む8回13奪三振と圧巻の投球を見せた。
 2回までに味方のミスもあり2点を失った山田だったが、「野手があまりリズム良くできていなかった。打たせるより三振の方がいいかと思って途中からギアを上げました」と尻上がりの快投。衝撃的だったのは7回のピッチングだった。鳴門打線を3者連続3球三振。6点をリードして迎えた9回は星野にマウンドを譲ったが、8回を投げて毎回の13奪三振と貫禄の投球だった。
 
 二刀流としても注目されるだけに、打撃でもけん引した。タイムリーを含む二塁打2本。1点ビハインドの5回裏の2死ニ塁のチャンスには、鳴門の好左腕・冨田に申告敬遠で勝負を避けられたものの、5番・横田の三塁打で逆転のホームを踏んだ。「自分たちは予選で苦しい試合をしてきたので、そういった経験が生きた。序盤に失点してチームに迷惑かけたけど、勝つことができて良かった」と逆転勝ちを呼び込み胸を張った。

 投打にチームをけん引し「エースとして任せてもらっている。自分の仕事ができた」と胸を張った背番号1。昨夏はベスト4、補欠校から繰り上がり出場となった今年の選抜は準優勝とあと一歩で涙をのんできた山田が、目標と公言する日本一へ向け順調に初戦を突破した。

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