佐々木朗希　不完全燃焼の米国デビュー　4回5安打3失点、痛恨の先制3点弾被弾

2023年03月21日 09:25

野球

佐々木朗希　不完全燃焼の米国デビュー　4回5安打3失点、痛恨の先制3点弾被弾 — ＜メキシコ・日本＞2回、L・ウリアスに強襲打を浴びる佐々木朗（撮影・会津　智海） Photo By スポニチ

【WBC準決勝日本－メキシコ（ 2023年3月20日米・マイアミ）】第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で09年大会以来、3大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は20日（日本時間21日）、米マイアミの「ローンデポ・パーク」での準決勝でメキシコと対戦。先発の佐々木朗希投手（21＝ロッテ）が4回5安打3失点と試合をつくることができず、マウンドを降りた。

　立ち上がりからエンジンは全開だった、先頭のアロザレーナを101・8マイル（約163・8キロ）直球で空振り三振に仕留めると、球場からは大歓声が沸き起こる。2番・バードゥーゴも球威で押し込み、101・7マイル（約163・6キロ）キロ直球で左飛。3番・メネセスはフォークボールで空振り三振に仕留めた。

　思わぬアクシデントにもひるまなかった。2回1死一塁、L・ウリアスの打球が体を直撃。腹部に当たったとみられ、心配されたが、ベンチに帰ることはなく、治療等も行わなかった。1死一、二塁から8番・トレホを100・5マイル（約161・7キロ）直球で遊ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱出。気持ちのこもった投球を見せつけ、打線の援護を待った。

　落とし穴は0－0の4回に待ち受けていた。2死から連打で一、二塁のピンチを迎えると6番、L・ウリアスに甘く入ったフォークボールを左中間スタンドへと運ばれた。痛恨の先制3点弾を被弾。安定感抜群の投球でアウトを重ねていた右腕にとって、痛恨の1球となった。