山川穂高「最高の結果を目指しに行った」追加点　劇的サヨナラにつなげる貴重な左犠飛

2023年03月21日 13:22

野球

山川穂高「最高の結果を目指しに行った」追加点　劇的サヨナラにつなげる貴重な左犠飛 — ＜侍ジャパン練習＞フリー打撃する山川（撮影・会津　智海） Photo By スポニチ

【WBC準決勝日本6－5メキシコ（ 2023年3月20日米・マイアミ）】第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は20日（日本時間21日）、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で準決勝が行われ、日本とメキシコが対戦。日本が6―5で逆転サヨナラ勝ちし、09年大会以来3大会ぶりに決勝へ進出した。決勝は21日（日本時間22日午前8時開始）に米国と対戦する。

　確実に結果を出した、5－3と2点を勝ち越された直後の8回1死二、三塁、甲斐の代打として登場した山川はメキシコ4番手・クルスの直球を強振。強烈なライナー性の打球は左翼手の守備範囲で捕球されたが、左犠飛となって1点を返した。最終回の劇的サヨナラ勝利につなげる貴重な追加点に「ホームランという最高の結果を目指しに行って、ああなったので、打席の内容としては良かった」と納得だったが「個人としては、もうちょっと（打球が）上がればホームランだったので、まあ、まあ、まあ…」と素直に少しの悔しさも口にした。

　今大会のスタメン出場は試合の出場は11日のチェコ戦のみ。打席数の少なさはあるが、入念な準備で“打席勘”を補っている。「最高の準備をした状態で入れれば、いい結果が必ず出ると信じている」と胸を張る。「しっかり準備して結果が出ないときは全然、後悔することはないし、また明日頑張ろうと思える。今日もいい準備できましたし。明日もいい準備して、与えられた打席で頑張るというところです」と視線を頂上決戦へと向けた。