佐々木朗希　痛恨の被弾　メキシコに先制点献上

2023年03月21日 09:08

野球

佐々木朗希　痛恨の被弾　メキシコに先制点献上 — ＜日本・メキシコ＞2回、腹部に打球を受ける佐々木朗（撮影・光山　貴大） Photo By スポニチ

【WBC準決勝日本－メキシコ（ 2023年3月20日米・マイアミ）】第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で09年大会以来、3大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は20日（日本時間21日）、米マイアミの「ローンデポ・パーク」での準決勝でメキシコと対戦。先発の佐々木朗希投手（21＝ロッテ）が4回に3点弾を被弾し、先制点を失った。

　0－0の4回、2死から連打を浴びて一、二塁のピンチを迎えると6番のL・ウリアスに投じた2球目の変化球が真ん中に甘く入った。捕らえられた打球は高い弧を描き、左中間スタンドへ。佐々木朗は打たれた瞬間一瞬、マウンドへとしゃがみこんだ。痛恨の1球で試合の流れは大きくメキシコへと傾いた。

　WBCデビューとなった1次ラウンド・チェコ戦では先発で3回2/3を2安打1失点（自責0）。三振は毎回の8個を記録し、最速は164キロをマーク。WBCの日本選手では最年少の勝利投手となった。

　米国デビューとなったこの日に向け「チームが勝てるように自分の出せるベストを尽くしたい。勝つために自分が最高のパフォーマンスを発揮して、その中で見てもらえたら」と気持ちを高めていた日本の若き才能。大リーグ公式サイトが特集記事で「大谷レベルの天才。メジャーでの次の大物になるかもしれない」と報じた日本の若き才能。メジャー30球団の関係者、ファンが熱視線を送る中での投球で痛恨の失点となった。