×

ソフトB・有原 奪首任せた!通算16勝の“オリキラー”が由伸との投げ合いに闘志

2023年06月21日 07:10

野球

ソフトB・有原 奪首任せた!通算16勝の“オリキラー”が由伸との投げ合いに闘志
ゴムチューブを引っ張りトレーニングするソフトバンク・有原(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの有原航平投手(30)が20日、首位攻防3連戦の先勝を誓った。リーグ戦再開初戦となる23日のオリックス戦(ペイペイドーム)で先発予定。相手先発は山本由伸投手(24)が有力で厳しい戦いが予想されるが、粘り強い投球で首位・オリックスを封じると気合を入れた。今季2試合で防御率0・71と安定感たっぷりの右腕が、チームを4月21日以来の首位へ導く。
 “開幕投手”を託された有原が期する思いを口にした。リーグ戦再開初戦となる23日のオリックス戦に中9日で先発予定。「カード頭に投げさせてもらっているのを意気に感じて投げたい」と言葉に力を込めた。

 チームは現在2位で首位・オリックスとは1ゲーム差。23日のカード初戦に勝てば4月21日以来、約2カ月ぶりに首位の座に返り咲く。相手先発はエース山本が有力。厳しい戦いは必至だが、「相手で(自分の投球を)変えることはない。相手よりも先に点を取られないように粘っていきたい」と持ち味を発揮するつもりだ。

 有原は“元オリキラー”だ。日本ハムに在籍していた15~20年に25試合に登板し、19年の4戦全勝など16勝7敗と好相性だった。だが、メジャーに挑戦していた昨年まで2年間でパ・リーグ連覇を果たすなど、オリックスは変貌している。今季は森が加入して10本塁打をマークし、頓宮が打率・344で首位打者争いを大きくリード中。「本当に素晴らしいバッター。ホームランも出ているので、無駄なランナーを出さないようにしたい」と気を引き締めた。

 移籍初登板だった6日のDeNA戦は6回2/3を5安打1失点(自責0)、初勝利を挙げた前回13日のヤクルト戦は6回1失点と安定感を発揮。斎藤学投手コーチは「ピッチングを知っている。ゲームをつくれる」と信頼を寄せている。ただ、有原本人は「最少失点でしっかり抑えられた部分は良かったが、もう少しイニングが投げられたら良かったという思いはある」と満足はしていない。課題は序盤の投球で「ヤクルト戦の立ち上がりは凄く球が荒れて2回までに球数を使った。もったいないというか、改善していきたい」と話した。

 本拠地初勝利をマークして首位へとチームを導く。「(ヤクルト戦は)体力的にはまだまだいけた。次はもっと投げさせてもらえるようなピッチングをしたい」と1イニング1球でも長くマウンドを守る決意を示した。 (森 寛一)

おすすめテーマ

2023年06月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム