惜しいっ!中日・高橋宏 交流戦史上初「防御率0・00の奪三振王」ならず ダルビッシュ超え、あと一歩

2023年06月21日 20:34

野球

惜しいっ!中日・高橋宏 交流戦史上初「防御率0・00の奪三振王」ならず ダルビッシュ超え、あと一歩
<楽・中>3回、小郷を空振り三振に仕留めベンチへ戻る高橋宏(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【交流戦   中日―楽天 ( 2023年6月21日    楽天モバイル )】 中日・高橋宏斗投手(20)が、21日の楽天戦に先発し、7回途中2失点で降板した。失点は失策が絡んだため、自責点は0。そのため、球団史上初となる交流戦の防御率「0・00」は達成した。
 この日は2回に2死満塁、4回にも再び2死満塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けた。打線は着々と加点し、高橋宏を援護。それに応えるように好投を続けたが、7回だった。

 1死一塁から、小深田の打球を二塁・村松が失策して一、三塁とピンチが広がり、続く小郷の打球を高橋宏が捕球。しかし、二塁への送球がそれ、この間に1点を失った。さらに浅村の遊ゴロの間に2点目を失い、ここで2番手・福にマウンドを譲った。

 高橋宏は13日のロッテ戦で完封するなど、ここまで交流戦は16回無失点で防御率0・00。この日で規定投球回にも到達し、0・00を維持した。交流戦の防御率0・00は、15年のメッセンジャー(阪神)、昨年の青柳(阪神)、加藤貴(日本ハム)、今年の才木(阪神)のみで史上5人目の快挙達成となった。

 一方で、逆転を狙っていた交流戦の奪三振王は、試合前までバウアーと9個差だったが、この日は5奪三振で及ばず。

 過去に交流戦で防御率と奪三振王の2冠は09年、11年のダルビッシュのみで。ダルビッシュも防御率0・00と同時達成は果たせず(09年は防御率1・15、11年は0・21)、「防御率0・00の奪三振王」なら史上初の快挙だったが、わずかに及ばなかった。

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