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番長DeNA 交流戦初優勝!「歴史に横浜DeNAベイスターズの名を残すことができ誇りに」

2023年06月21日 05:30

野球

番長DeNA 交流戦初優勝!「歴史に横浜DeNAベイスターズの名を残すことができ誇りに」
DeNAの三浦監督 Photo By スポニチ
 勝って決めることはできなかった。それでもチームに関わる全ての選手、スタッフの頑張りが報われた。交流戦初優勝を決めたDeNA・三浦監督は球団を通じ「交流戦の歴史に横浜DeNAベイスターズの名を残すことができ誇りに思います。ファンの皆さまの熱い、熱い声援がチームに力を与えてくれたおかげで、優勝できました」とコメントした。
 13日の日本ハム戦の練習前。三浦監督は選手に「交流戦は優勝を意識して戦おう!」と思いをぶつけた。昨季は終盤までヤクルトと優勝争いを展開も2位。25年ぶりの頂点を狙う今季への思いは強い。気持ちを前面に出すことが少ない指揮官の言葉はナインに響く。引き分け以下でV逸の可能性があった18日のロッテ戦で佐々木朗から6回までに4点を奪い勝利。引き分け以上で優勝だった前日の日本ハム戦は敗れたが、1点差だったためTQBでトップを守った。

 今永、バウアー、東、大貫の4投手が計10度のクオリティースタート(6回以上で自責3以下)で試合を優位に進めた。来日から短い間隔での登板を希望していたバウアーは初めて14日の日本ハム戦で中4日で起用。意気に感じた右腕は来日初完投で応え、交流戦は3戦3勝で締めた。10日のオリックス戦後には大阪市内で打撃投手らを高級焼き肉店に招待。選手をサポートしてくれる裏方の士気も高め一体感を生んだ。

 交流戦を制して勢いに乗り、リーグ優勝するチームは多い。「リーグ戦再開後も一緒に戦っていきましょう!ヨ・ロ・シ・ク!!」と三浦監督。23日からは2・5ゲーム差で追う首位・阪神との3連戦(横浜)。この勢いをぶつける。 (大木 穂高)

 ▼DeNA・南場智子オーナー 選手をはじめチームの皆さん、そしてファンの皆さま、交流戦優勝、おめでとうございます。最後の一戦の悔しさも含め、交流戦の優勝を懸けて戦った経験を糧とし、心を一つにして今シーズンを戦い抜きましょう。

 ≪交流戦史上最も低い勝率.611での優勝≫連勝すれば優勝の可能性があった楽天が敗れ、DeNAの交流戦初優勝が決まった。今季は11勝7敗の勝率.611でDeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスが首位に並んでいたが、規定により4チームの中でTQB(得失点差率)が最も高いDeNAが優勝となった。勝率.611での優勝は交流戦史上最も低い。優勝は7球団目でセでは巨人、ヤクルトに次ぐ3球団目。昨年はヤクルトが優勝しておりセ球団の2年連続優勝は史上初めてだ。

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