【甲子園】鳥取商・渡辺監督「強い相手に引くことなく強い気持ちで戦えていた」ナイン評価

2023年08月07日 13:51

野球

【甲子園】鳥取商・渡辺監督「強い相手に引くことなく強い気持ちで戦えていた」ナイン評価
<鳥取商・履正社>初回、履正社・森田に3ランを浴びた鳥取商・山根(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第2日   鳥取商0―6履正社 ( 2023年8月7日    甲子園 )】 第105回全国高校野球選手権記念大会第2日が7日、甲子園球場で行われた。第2試合では、2年連続4回目の出場の鳥取商(鳥取)は0―6で4年ぶり5回目の出場の履正社(大阪)に敗れ、甲子園初白星はならなかった。鳥取県勢として大阪府代表に勝てば、春夏通じて1929年以来94年ぶりだった。
 打線は、履正社の左腕・増田壮(3年)の前に4回まで無安打。5回1死から青木一真(2年)がチーム初安打となる右前打したが、送りバントを失敗するなどして好機をつくれなかった。6回も先頭の代打・石見秀太(1年)が左前打したが、またも送りバント失敗でチャンスをものにできなかった。

 7回には連打で1死一、二塁としたが、後続が続かず、8回も四球と安打で2死一、二塁としたが、あと1本が出なかった。

 投げては、エース・山根汰三(3年)が立ち上がりの初回に先制3ランを浴びたものの、2回から4回までは丁寧にコースをつく投球で無失点。5回2死二、三塁で救援した2番手・山下佳佑(3年)は投ゴロに打ち取ってピンチをしのいだが、7回に失点。3番手の荒川真裕(3年)も7回に適時打された。

 試合後、渡辺達郎監督は、開口一番「悔しい思いが一番です」と言い、「きょうは山根の直球の走りがあまりよくなく、それを打たれてしまった。次の1点をうちが取れば分からないと言い聞かせて戦っていました。山根は緩い球をつかってよく粘ってくれた」と振り返った。そして、打線について「直球を打って行こうという話をしたが、それが二ゴロにほとんどなった。もう少し引き付けて自分のポイントで打てればよかった」と悔やみ、「昨年、今年と強い相手に引くことなく、しっかり勝ちを意識して強い気持ちで戦えていた」と収穫も口にしていた。

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