虎の“アキレス腱”7番・捕手が4試合連続打点! 投手を称えた梅野「こういうゲームを取ることが大事」

2023年08月07日 06:30

野球

虎の“アキレス腱”7番・捕手が4試合連続打点! 投手を称えた梅野「こういうゲームを取ることが大事」
<D・神> ウイニングボールをキャッチしてガッツポーズを決める梅野(影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神3-2DeNA ( 2023年8月6日    横浜 )】 阪神・梅野が自らのバットで、勝利をたぐり寄せた。2回2死一塁。カウント1―1からタイミングを外しにきた石田の低めチェンジアップに態勢を少し崩しながら、うまくバットに乗せた。
 「少しタイミングを外されましたが、粘って打つことができた」

 左中間を破った二塁打で一塁走者・佐藤輝を一気に本塁へ迎え入れ、4試合連続の先制点をもたらした。先行逃げ切りは猛虎の得意パターン。4連勝への扉も開き、「そういう意味では打点がついたことは良いこと」とうなずいた。

 打線の“穴”を埋める活躍だ。3日の中日戦から捕手枠の打順7番に入った梅野、坂本、坂本、梅野が4試合連続打点。開幕から8番の木浪が継続的に好調を維持していることもあって、チームの“アキレス腱”として7番打者が浮き彫りになっていた。捕手2人が競い合うように打撃でも存在感を示し始めたことで、ようやく23年型打線の土台が完成したと言っていい。“点”が“線”になれば、猛虎打線はさらに活気づく。

 「こういうゲームを取る喜びというか、ピッチャーが頑張ってくれての勝利。こういうゲームを取ることがシーズンでは大事、1点差でチームが粘り強くやった結果だと思う」

 ピンチの連続だった終盤も好リードで救援陣をけん引。自らの功を誇らず投手陣を称えるところが梅野らしさだ。野手では原口と並び最年長32歳。捕手が打てば、独走へ死角はなくなる。 (石崎 祥平)

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