【広島・新井監督と一問一答】2発の「末包さん」にベンチでお辞儀「それ映ってた?マジで。もうあれで…」

2023年09月23日 18:41

野球

【広島・新井監督と一問一答】2発の「末包さん」にベンチでお辞儀「それ映ってた?マジで。もうあれで…」
<巨・広>7回、勝ち越しソロを放った末包(左)は新井監督から手荒い祝福を受ける(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島7-3巨人 ( 2023年9月23日    東京D )】 広島は23日の巨人との最終戦に計4本塁打で打ち勝ち、貯金10に戻した。末包昇大外野手(27)が7回に菅野から放った決勝弾を含む初の2打席連発で2年目で初めて10号に到達した。今季巨人戦は6発目で改めて好相性を発揮。体調不良から2試合ぶりに復帰した秋山翔吾外野手(35)は5月31日のオリックス戦以来、115日ぶりの4号で健在を示した。敗れた3位・DeNAを2ゲーム差へ引き離し、“自力2位”の可能性が復活。24日にも5年ぶり6度目のクライマックスシリーズ進出が決まる。新井貴浩監督(46)の会見は次の通り。
 ――末包選手が2本塁打。
 「末包さん、本人もちょっと前に“つかんだ”と言っていましたし、成長しているなと実感しますね。テクニカル的なところもそうですが、相手の配球の読みなども成長してくれているなと思います。ナイスバッティングでした」

 ――ベンチでは帽子を取ってお辞儀で出迎えた。
 「それ映ってた?マジで。もうあれでお役御免だったので“お疲れさまでした”と」

 ――いつも「ジャッジ(ヤンキースの主砲)」と呼んでいる。
 「本人が“ジャッジ”って言っているから。こればっかりは」

 ――4番・堂林が先制弾で火付け役になった。
 「今日もナイスバッティングだったよね。彼もずっと結果を出していますし、見ていても中心にいても据わりがいいというか、彼は素晴らしいものを持っているし、あの(山本)浩二さんでも30歳ぐらいからバッといったので、彼にとっては飛躍する1年になるんじゃないかなと思います」

 ――秋山、菊池、上本の3人がそろって存在感を示した。
 「アキもね、力で持っていったね。追い込まれて力の真っすぐを力で持っていきましたね。あれがアキ本来のスイング。素晴らしいスイングだったと思います。(上本)崇司もさっそく2本。頼もしい選手が帰ってきてくれた。キクも、キクじゃなかったらアウト取れていたかなと言うのが今日だけでも3つくらいはあったと思う。記録には残らないですけど、守備の面で彼の存在はいなくなって気付きますよね。彼の存在の大きさは。若い選手もどんどん彼のいいところを吸収してほしいなと思います」

 ――順位争いの意味でも大きい勝利。
 「あと残り5試合かな。こればっかりは相手がいることなので、いつも言っているけど、自分たちは今まで通り全員野球で目の前の試合を一戦一戦、戦っていくだけなのでね。余計なことは考えず。今も別にベイスターズのことは気にならないし…。いま9回の裏、4―3で…全然気にならないし。気にしても自分たちはどうすることもできない。ただ、4―3で(中日が)1点リードしているというのは知っているよ」

 ――菊池は2軍での実戦調整なく昇格。スイッチを入れた?
 「みんなが認める素晴らしい守備なので、守備でチームを助けてくれる選手というのは少ないと思う。いないと思う。やっぱり彼がヘッドスライディングで(親指を)やって、いない間、ああキクだったらというのが。今日だけでも3つくらいあるし、改めて彼の守備の凄さが分かりますよね。打つ打たないだけじゃなく、守ってくれと。もちろん打つほうも期待していますけど」

 ――小園の左足首、秋山の(死球が当たった)左足ふくらはぎの状態は。
 「小園はひねっているので、明日の具合を見てみないと。アキはふくらはぎに当たっているので、ちょっと厳しいかもしれない。当たりどころがあまり良くないので、明日の状態を見ての判断になると思うけど、厳しいかもしれない」

おすすめテーマ

2023年09月23日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム