Honda熊本5発圧倒 第1代表決定戦一番乗り 3番稲垣が2打席連発

2023年09月23日 06:15

野球

Honda熊本5発圧倒 第1代表決定戦一番乗り 3番稲垣が2打席連発
<沖縄電力・Honda熊本>初回に先制2ラン、3回は2打席連続ソロと大暴れのHonda熊本・稲垣 Photo By スポニチ
 【スポニチ後援第48回社会人野球日本選手権九州地区最終予選第3日   Honda熊本9―1沖縄電力 ( 2023年9月22日    北九州市民 )】 準決勝2試合が行われ、2大会連続日本選手権出場を狙うHonda熊本は沖縄電力を9―1で下し、第1代表決定戦進出一番乗りを決めた。Honda熊本は入社12年目の3番、稲垣翔太内野手(30)の2打席連続本塁打を皮切りに計5本塁打の一発攻勢で圧倒した。KMGホールディングス(福岡)はエナジック(沖縄)に延長10回タイブレークで3―2のサヨナラ勝ち、10年ぶりの本大会出場に王手をかけた。
 強烈な先制パンチが2発。Honda熊本の3番、稲垣が再起を期したマウンドに上がった横川をもり立てる2打席連続アーチを決めた。初回は「少し迷っていたのでエンドランのサインを出してもらった」。137キロの直球を振り抜き右越えに先制2ラン。3回は「カットボール。相手が強気で攻めてくるので内角を狙っていた」とライナーで右翼にたたき込んだ。決して打撃は好調でなく「今季はずっと打ててなくて試行錯誤してきた」。100円ショップで購入したピンポンほどの発泡スチロール製ボールでティー打撃。バットの軌道を確認するなど悪戦苦闘を経ての上昇カーブだった。

 先発の横川は5月、都市対抗予選の西部ガス戦で先発。制球難で初回途中2失点降板した。直後にそれまでのオーバー投法から肘を下げたサイドへの改造に着手。「もう後がないと必死だった。18・44メートルの距離をひとりでネットスローしてフォームを固めた」と横川。そんな苦労を知る稲垣だけに「先に点を取って序盤で大差をつけたかった」と援護の気持ちを込めた2連弾だった。チームは快勝で代表決定戦進出。2年連続日本選手権にあっさり王手をかけた。(中島 泉)

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