ソフトB・今宮 CS進出へ鬼門突破任せた「勝つしかない」7日楽天と対戦

2023年10月07日 06:45

野球

ソフトB・今宮 CS進出へ鬼門突破任せた「勝つしかない」7日楽天と対戦
投球練習し笑顔を見せるソフトバンク・今宮(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 パ・リーグ2位のソフトバンクはきょう7日、クライマックスシリーズ(CS)進出を争っている楽天と敵地で対戦する。勝てば3位以内が確定する決戦へ向けて6日はペイペイドームで調整し、空路で仙台入りした。打線で鍵を握るのは今宮健太内野手(32)。相手先発・岸とは今季対戦打率・417と好相性を誇っている。チームは楽天モバイルパークで今季1勝9敗。選手会長の一打で鬼門を突破し、CS進出を決める。
 今宮は「勝つしかない。それだけ」と言葉に力を込めた。きょう7日の楽天戦に勝てば3位以内が確定し、CS進出が決まる。“決戦”に懸ける思いは行動にも表れていた。

 この日、本拠地・ペイペイドームで行われた全体練習。主力は疲労を考慮されて免除されていたが、志願して参加した。「休む選択肢もあったけれど、自分的には動かした方がいいかなと思って。昨日ガッツリ動いたので今日は軽く。体の状態がいいかなと思って練習した」。フリー打撃などに打ち込む姿からは、勝利に懸ける思いが伝わってきた。

 打線の前に立ちはだかるのは2桁10勝が懸かっている岸。今季のソフトバンク戦は4試合で1勝0敗、防御率3・38とまだ黒星を付けられていない。クオリティースタート(QS、6回以上投げて自責点3以下)3度と簡単には打ち崩せない難敵だ。

 しかし、今宮は今季の対戦打率・417と得意としている。「相性がいいとは思ってない。たまたま」と謙遜したが、最近3年間でも打率・458とデータが好相性を示している。「いいところで一本打てるように。(岸の)状態は凄くいいと思うので。相手も負けないと来るので、その気持ちに負けないように。さっきも言ったように勝つのみ。そこだけを考えてやる」と攻略に腕ぶした。

 今季、チームは楽天モバイルパークで1勝9敗、現在8連敗中と苦しい戦いが続いている。10試合で計20得点と1試合平均2点しか奪えておらず、ポイントゲッターの登場が勝利の鍵を握る。本拠地最終戦を白星で飾った3日の楽天戦の後に「鬼門・仙台で頑張りたい」と話していた今宮が打点をマークした試合は今季27勝8敗で勝率・771。リーグ打率上位の柳田、近藤から続く流れで今宮が機能すれば勝機はグッと高まる。

 「残り2試合。とりあえず明日。全力でぶつかっていく」。選手会長が価値ある一打でチームを鬼門突破、CS進出へ導く。
(森 寛一)

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