巨人・山瀬慎之助が「慎之助監督」に猛アピール弾「来年1軍でマスクかぶれるように」日本一逃すも爪痕残す

2023年10月07日 18:44

野球

巨人・山瀬慎之助が「慎之助監督」に猛アピール弾「来年1軍でマスクかぶれるように」日本一逃すも爪痕残す
<巨・ソ>4回、2ランを放った山瀬は“熱男ポーズ”(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【ファーム日本選手権   巨人5―6ソフトバンク ( 2023年10月7日    宮崎サンマリン )】 試合には敗れたが、巨人・山瀬慎之助捕手(22)が2点本塁打を含む2安打2打点と奮闘した。同じ名前で同じ捕手としての活躍を目指す高卒4年目が、来季から1軍の指揮を執る阿部慎之助新監督(44)に対し、猛アピールに成功だ。
 5―6の9回2死、二飛を打ち上げると、山瀬はバットを叩きつけた。ファームではあるが、日本一を決める舞台。2ランを含む2安打2打点の活躍も「勝てなかったことが全て。キャッチャーとして、この1試合で負けてしまったことが悔しい」と悔しがった。

 それでも、山瀬は憧れである新指揮官へアピール弾を放った。2点を勝ち越した4回、なお2死一塁でアンダースローの高橋礼から左翼席に運ぶ2ラン。ベンチ前では今季巨人で現役引退した松田に捧ぐ「熱男ポーズ」。「絶対に見てくれていると思うので打てて良かった」と笑みをこぼした。

 両親が「巨人で1年目からスタメンマスクは凄い」と「慎之助」も候補のに挙げる中、出産当日の試合で阿部が決勝3ラン。運命を感じて名前が決まり、「縁を感じているので監督1年目の来年、1軍でマスクをかぶれるように」と鼻息を荒くした。

 1年目の春季キャンプは当時、2軍監督だった阿部新監督から厳しい練習を課され、「ずっと憧れてきた存在だけど正直、プロ入ってからはちょっと怖いような…」。愛のムチは期待の表れだ。二塁送球1・8秒台を誇る強肩が武器。今季は1軍出場5試合止まりも課題の打撃を磨き、大城らとの正捕手争いに食い込む。そして、大声援の「慎之介コール」を浴びる日を目標にしている。

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