「猛虎イズム」で履正社が近畿切符 辻&矢野の二遊間は「阪神タイガースJr」出身「優勝が目標」

2023年10月09日 07:15

野球

「猛虎イズム」で履正社が近畿切符 辻&矢野の二遊間は「阪神タイガースJr」出身「優勝が目標」
<履正社・興国>履正社の決勝進出に貢献した1年生二遊間コンビの(左から)二塁手・辻と遊撃手・矢野(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【秋季高校野球大阪大会準決勝   履正社8─0興国 ( 2023年10月8日    シティ信金スタジアム )】 大阪大会では準決勝2試合があり、履正社が7回コールド勝ちで3年連続の近畿大会出場を決めた。「1番・遊撃」の矢野塁、「8番・二塁」の辻琉沙(りゅうさ)両内野手ら1年生が適時打を放つなど打線が活発で14安打8得点。きょう9日、直近6季中5度目となる大阪桐蔭との決勝に臨む。
 履正社の二遊間に、猛虎のイズムが流れていた。遊撃手の矢野と二塁手の辻は、小学生時代に「阪神タイガースJr」に所属し、そろってU15日本代表に選出された間柄。矢野が3回1死二塁で右前へ先制打を放てば、辻も負けじと2―0の6回2死二、三塁で左翼線への2点二塁打と、そろって2安打を放った。「辻と2人で打率などを競い合っています」と矢野。ライバル心が打線を活気づけた。

 履正社が夏の甲子園で優勝した19年、小学6年だった2人は「一緒に履正社に行こう。大阪桐蔭を倒そう」と誓い合った。U15日本代表で正遊撃手を務めたのは辻だった。当時、三塁で起用された矢野は「遊撃をしたくてU15に入ったのに…。むちゃくちゃ悔しかった」と守備を磨き、1年生ながら背番6を奪った。練習では遊撃にも入る辻は「僕が遊撃を守りたい」と二塁起用に満足していない。

 2季連続で優勝すれば、16年春夏以来7年ぶり。辻は「優勝が目標」と2人で夢見た打倒・大阪桐蔭に挑む。 (河合 洋介)

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