西武・山川 三塁挑戦「フレッシュな気持ちで臨める」9日開幕フェニックスLで実戦復帰

2023年10月09日 05:30

野球

西武・山川 三塁挑戦「フレッシュな気持ちで臨める」9日開幕フェニックスLで実戦復帰
ペッパーの打球を受ける西武・山川 Photo By スポニチ
 西武が山川穂高内野手(31)に本格的に三塁に挑戦させる方針であることが8日、分かった。9日から宮崎で開幕する秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」でも新たな可能性を模索する。
 強制性交の疑いで書類送検され(後に不起訴処分)、球団から無期限の公式戦出場停止処分を科された山川。同リーグは公式戦ではないため出場可能と判断され、実戦出場すれば約5カ月ぶりとなる。若手に交じり再出発となる主砲にはうってつけの新たなミッションが三塁挑戦だ。主砲としてレギュラーに定着してからは一塁が主戦場で、三塁守備は今季までのプロ10年間でわずか11試合。9日のソフトバンク戦(南郷)で実現すれば、20年9月27日の楽天戦以来3年ぶりとなる。

 女性問題発覚後に出場選手登録を抹消された5月12日以降は3軍練習で不慣れな三塁でノックを黙々と受けてきた。今季、チームの三塁は佐藤龍の56試合が最多。ホットコーナーを固定できなかったことも5位低迷の一因だ。そんな1軍の事情も頭に入れている山川も「慣れているところよりフレッシュな気持ちで臨めるので面白い」と三塁挑戦に前向きな姿勢を示している。「故障者特例措置」で国内FA権を取得見込みだが、来季残留を決断すれば三塁守備にも注目が集まりそうだ。

 この日は空路で宮崎入りし、日南市の室内練習場で調整。復帰戦に向け「また初心に返ってというところ。早いカウントではバックスクリーンにホームランを狙う」と意気込む。3度の本塁打王など過去の栄光やプライドも捨て、ゼロから再スタートを切る。(福井 亮太)

 ▽山川のプロでの三塁出場 プロ1年目だった14年は7月1日の日本ハム戦で初めて三塁で先発出場するなど7試合に就いたが、20年の4試合と合わせて今年までの10年間で計11試合のみ。守備機会は計14回で無失策だった。

おすすめテーマ

2023年10月09日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム