ソフトB・近藤健介 史上9人目3冠王ならずも26号本塁打放ち、2冠王の可能性残して全日程終了

2023年10月09日 21:37

野球

ソフトB・近藤健介 史上9人目3冠王ならずも26号本塁打放ち、2冠王の可能性残して全日程終了
<オ・ソ>9回1死、近藤は左越え本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク1ー4オリックス ( 2023年10月9日    京セラD )】 ソフトバンク・近藤健介外野手(30)は3打数無安打に終わり、2004年の松中信彦(ダイエー)以来、19年ぶり史上9人目(13度目)の3冠王に輝くことはできなかったが、4打席目にリーグトップに並ぶ26号本塁打を放ち、2冠王の可能性を残してレギュラーシーズン全日程を終えた。
 試合前の時点で打率はオリックス・頓宮の・307に次ぐ・303。頓宮は「左第4中足骨疲労骨折」で出場選手登録を抹消されているため、近藤が率を上回るためには3打数3安打以上が必要となっていた。

 本塁打は自己最多25本塁打でリーグ2位タイ。26本塁打で1位タイの楽天・浅村、ロッテ・ポランコはこの日の試合が雨天中止で10日に順延となったため、少なくとも1本塁打以上が必要。打点は86打点で、同僚の柳田に1打点差を付けてトップに立っていた。

 2回無死からの第1打席ではオリックスの新人左腕・曽谷と対戦し、一度もバットを振ることなくストレートの四球で一塁へ。4回2死一塁からの第2打席は鋭いライナー性の打球を放ったものの、左翼手正面への左飛。7回1死一塁からの第3打席はオリックス2番手・宇田川のフォークボールに空振り三振に倒れた。

 しかし4打席目に持ち味の打撃力を発揮した。オリックス・山岡の投じた初球の146キロ直球をフルスイング。打球は左中間席に飛び込む26号本塁打となった。本塁打数で浅村、ポランコと並び、本塁打王の可能性を残した。

 3冠王こそ逃したが、本塁打王の可能性に加え、打点は87打点で首位をキープ。2位の柳田が打点なしで終わったため、1試合を残す3位の楽天・浅村に9打点差を付けて楽天の今季最終戦を待つこととなった。自身初めての打点王は極めて濃厚な状況に。

 2冠王獲得となれば、ソフトバンクでは本塁打、打点のタイトルを獲得した17年のデスパイネ、日本人選手では同じく本塁打、打点のタイトルを獲得した05年の松中信彦以来となる。

おすすめテーマ

2023年10月09日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム