「顕著に盗塁が簡単になっている」フィリーズのターナーは今季34度試み、失敗はなし

2023年10月09日 12:24

野球

 ナ・リーグ地区シリーズ第1戦の8回、フィリーズのトレー・ターナーがブレーブスの左腕AJ・ミンターから二盗、三盗を決めた。これでワイルドカードシリーズも含め、今季のポストシーズン3試合で4回の盗塁を試み、全て成功させている。
 公式戦でも30回の盗塁を試み全て成功。パーフェクトを続けている。ターナーは大リーグ公式サイトの記者に「リスクはあまりない」と言い切る。

 今季から新ルールでベースが大きくなり、けん制球の制限で、より走りやすくなった。ターナーは「このポストシーズンで、史上最多の盗塁が記録されることになると想像している。顕著に盗塁が簡単になっている」と言うのである。

 ターナーはメジャーでも最速のプレーヤーの一人。フィリーズのパコ・フィゲロア一塁ベースコーチは「本人が望めばターナーはシーズン100盗塁できるとみんなが言っている。しかしながら彼は成功できると感じる時だけ走る、良い走者はそういうものだ」と話す。

 ブレーブスのミンターは公式戦中19回盗塁を試みられ15回盗まれた投手。ワイルドカードシリーズのマーリンズのAJ・パクは9回で8回、ウアスカル・ブラソバンは11回で11回だった。ただ公式戦中の30盗塁についてはもっと走れたとターナー本人は言う。「公式戦でもっと走りたかったが、ベンチからレッドライトが出ていた。打順の次はブライス・ハーパーだから、チームは彼に自由に打たせたかった。グリーンライトが出ていたら絶対にもっとたくさん盗塁できていた」と言う。

 ちなみにシーズン失敗なしでの30盗塁はメジャー記録である。ポストシーズンについても、実はターナーはナショナルズ、ドジャース時代も含め、現在40回連続盗塁を試みて失敗がない。メジャー記録はビンス・コールマンの50回連続成功だ。「リスクはあまりない」。引き続き足でも魅せてくれそうだ。

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