ソフトバンク CSは有原で勝ち抜く 9日オリ戦先発 2位確定した時点で、CSファーストSへスタンバイ

2023年10月09日 05:00

野球

ソフトバンク CSは有原で勝ち抜く 9日オリ戦先発 2位確定した時点で、CSファーストSへスタンバイ
9日のオリックス戦に先発するソフトバンク有原は余裕の? ポーズを見せる Photo By スポニチ
 有原で勝ち上がる――。ソフトバンクは9日、オリックスとの最終戦(京セラD)の先発はチームトップ10勝を挙げる有原航平投手(31)。試合前に2位が確定していればショートスターターとなり早々に降板予定で、14日のCS(クライマックスシリーズ)ファーストS初戦に先発し必勝を期す。2位が確定しない際には自力での本拠地CSを決めにいく。またファイナルSに進出した際に有原は、勝負どころで先発投入される予定で日本シリーズ進出へ突き進む。
 有原を軸にした“必勝ローテ”を組み、一気に日本シリーズまで勝ち上がる。チームは、この日夕方から京セラドームで調整。チームトップの10勝右腕を見守った斎藤学投手コーチは2位でのCSを見据えた臨機応変なシミュレーションを明かした。

 「あり(有原)とも話してまず2位が大事と。そこが確定してれば(CSファーストS)初戦を行きたいなと」

 9日先発の有原は、3位ロッテの勝敗次第でショートスターターに変貌する。午後6時からのオリックス戦を前に、同2時から楽天モバイルで楽天―ロッテ戦が行われる。ロッテが引き分けか敗れれば試合前に2位が確定するが、その際には同コーチは「決まっていれば、そうなる」と早い回で降板させ、中4日で14日のCSファーストS初戦に向け準備させる。

 有原は「このまま自力で2位を決めるのが一番。どんな状況でも勝つ投球をするだけです」と自信ありげな笑顔を見せる。ロッテが勝った際には有原に11勝目を狙わせ2位を決める。その後は「ファイナルに準備できる間隔を空けます」と同コーチ。中5日以上空けた19日以降のCSファイナルSに待機。オリックスに食い下がる。

 14日に有原が先発した場合は板東、和田の順でファーストS突破を狙う。18日のファイナルS初戦は、オリックス相手に好相性のスチュワートをぶつける予定だ。だが、まずは断固として本拠地でのCS開催となる2位を死守。藤本監督は「全力で、もちろん2位を狙いにいく」。勝ち頭の有原で決める。 (井上 満夫)

 ○…ソフトバンクは9日のデーゲームでロッテが引き分け以下なら2位が確定。ロッテが勝った場合でもナイターのオリックス戦に勝つか引き分ければ2位となる。

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