阪神・森下 CS新人弾からスター街道へ!「短期決戦で打てる選手に」先輩・大山も17年本塁打し翌年飛躍

2023年10月09日 05:15

野球

阪神・森下 CS新人弾からスター街道へ!「短期決戦で打てる選手に」先輩・大山も17年本塁打し翌年飛躍
阪神・森下 Photo By スポニチ
 CS発、スター街道まっしぐら――。阪神のドラフト1位・森下が、9日開幕のフェニックス・リーグ(宮崎)で、18日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)に向けた最終調整に臨む。15日まで最大6試合に出場するルーキーは、CSを飛躍の足がかりにすると宣言した。
 「短期決戦で打てる選手というのが、将来的にも活躍できるような器を持った選手だと思う。ルーキーとか関係なく、ガツガツやっていきたい」

 灰色の雲が空を覆い、肌寒さすら感じた甲子園での全体練習でも、元気に白球を追う背番号1の姿からは熱気がほとばしる。練習後、初戦からの出場に備えて宮崎入り。CSファイナルS初戦まで10日を切り、貴重な実戦調整の場を一打席たりとも無駄にしない。

 「いろんな投手と対戦する。一回で対応できる力を持ってやっていきたい。結果よりも内容で(状態を)判断したい。(本塁打も)打てたらいいかな」

 同様にCSへの調整が目的の他球団選手もいるとはいえ、基本的には成長途上の若手主体で行われるフェニックス・リーグ。初対戦の投手も多くなるが、「格」の違いを見せたい。シーズン最終盤こそ不振にあえいだものの、7~9月の3カ月で10本塁打をマークした本来の打棒を発揮してこそ、弾みがつく。それがドデカいアーチになれば最高だ。森下は続ける。

 「状態は全然悪くない。あとは自分のスイングをしっかりやる。そうすれば結果は出てくれると思う」

 CSで新人が本塁打すれば、阪神では17年の大山以来2人目となる。大山は翌18年に自身初の2桁となる11本塁打。短期決戦での一撃を、不動の4番へと向かう大きな一歩とした。最高のお手本が目の前にいる。「聞けるところ、大事なところは聞いていきたい」。先輩の大きな背中に続くため、まずは南国の青空に快音を響かせる。(八木 勇磨)

 ▽大山のCS新人本塁打 17年10月15日、DeNAとのファーストS第2戦(甲子園)で3回に今永から左中間へソロを放った。プレーオフ、CSの新人本塁打は史上4人目(5本目)でセ・リーグ初。同戦ではCSタイ記録(当時)の4安打もマークし、新人の4安打は日本シリーズを含めたポストシーズン史上初だった。チームはファーストS1勝2敗で敗退したが、大山は全3試合に「5番・一塁」で先発。13打数7安打の打率.538、1本塁打、4打点。打率(9打席以上)、安打、本塁打、打点の全てがチームトップだった。

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