亜大・草加 マダックスで1部残留!制球光った無四球完封

2023年10月20日 05:00

野球

亜大・草加 マダックスで1部残留!制球光った無四球完封
<国学院大・亜大>完封勝利の亜大・草加(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【東都大学野球最終週最終日   亜大6―0国学院大 ( 2023年10月19日    神宮 )】 3回戦2試合を行い、亜大は国学院大に快勝して勝ち点を2に伸ばし、1部残留を決めた。ドラフト1位候補の最速153キロ右腕・草加勝投手(4年)が、99球で5安打完封し今季5勝目。東洋大は中大に敗れて最下位に終わり、11月11日から2部優勝の駒大との入れ替え戦へ回る。2季連続優勝に貢献した青学大の中島大輔主将(4年)が、MVPを初めて獲得した。
 負ければ最下位が決まる大一番を制して1部残留を決めると、亜大ナインは涙を流して抱き合った。輪の中心で目を真っ赤にしていたのが、無四球完封でチームを救ったエース草加。100球未満での「マダックス」も達成した快投劇に「自分が投げて1部に残すことができたことはうれしい」と胸を張った。

 らしさを存分に発揮した大学ラスト登板だった。最速153キロを誇る直球を両コーナーに制球し、カーブやツーシームなどの変化球で凡打の山。最後の打者は147キロ直球で二飛に退け「思わずやってました」と両手を広げて喜びを表現した。

 1週間後の26日には運命のドラフト会議を控える。エースとしての役目を全うした右腕は「1部に残すために腕を振ってきたので、ホッとして迎えられそうです」とその日を心待ちにした。(村井 樹)

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