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日本シリーズ王手決めた阪神・木浪 今季の活躍支えたのは“師匠”矢野燿大前監督の言葉だった

2023年10月20日 17:27

野球

日本シリーズ王手決めた阪神・木浪 今季の活躍支えたのは“師匠”矢野燿大前監督の言葉だった
矢野燿大氏 Photo By スポニチ
 前阪神監督で野球解説者の矢野燿大氏(54)が20日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。19日セ・リーグCSファイナル第2戦の9回満塁の場面でサヨナラ打を放った愛弟子・木浪聖也について「ずっと努力を続けてきた結果」と目を細めた。
 今季は満塁で打率4割を超え「満塁男」の異名をとる木浪。「恐怖の8番打者」として、阪神優勝の立役者となった。しかし、過去2年はショートのポジションを争っていた中野拓夢の台頭で控えに甘んじていた。そんな木浪へのフォローを忘れなかったのが前監督・矢野氏だった。

 「中野が活躍すると、試合に出られない。モチベーションも下がる。でも、それはもったいないやないか。中野と比較するんやなくて昨日の自分と比較しろ。昨日の自分より気持ち込めて練習できたらマルをつけておけ。それを積み重ねたら、いつかでっかいマルに変わるぞ」

 木浪と目が合うと、矢野氏はいつも言葉を掛けた。「聖也、比べるのは?」「昨日の自分です!」

 矢野氏の教えがあってから、木浪はキャンプでは午前6時には室内練習場に入り、打撃練習を繰り返した。甲子園には誰よりも早く来て練習を続けた。

 「今シーズン、木浪がレギュラーとったのは偶然でもなんでもない。できることを積み重ねて、自分でつかみとったものなんです」。シーズン通じて活躍を続けた愛弟子の活躍を、矢野氏は手放しで喜んでいた。
 

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