巨人・内海1軍投手コーチ 5年ぶり古巣復帰で所信表明 菅野の完全復活へ「お尻を叩く」

2023年10月20日 05:30

野球

巨人・内海1軍投手コーチ 5年ぶり古巣復帰で所信表明 菅野の完全復活へ「お尻を叩く」
練習に参加した内海投手コーチ(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 エース再生だ!18年以来5年ぶりに古巣・巨人に復帰した内海1軍投手コーチが、川崎市のジャイアンツ球場で行われている秋季練習に合流。「菅野が1年ローテーションを回れるような状態になっていれば、絶対優勝できる」と今季4勝にとどまるなど、近年苦しんでいる右腕の再生に意欲を見せた。
 同コーチは、古巣復帰の感慨に浸る間もなく、初日から若手の輪に入ってコミュニケーションを取り、阿部監督、杉内投手チーフコーチとは数十分も青空会談を行った。「阿部さんが監督になられる時に、お手伝いできることがあればしたいなという気持ちでずっといました」。4年ぶりのリーグ優勝へ欠かせないのは、あの男の完全復活だ。「(菅野)智之と、しっかりコミュニケーションを取って、お尻を叩くじゃないけど、そういうふうにやっていけたらいい」。

 菅野のプロ1年目、13年当時のエースが内海コーチだった。だが、14年以降2桁勝利から遠ざかり、18年オフにFAで加入した炭谷の人的補償で西武へ移籍。酸いも甘いも味わった。だからこそ内海コーチは、今季4勝にとどまった菅野に「悔しい思いとかいろいろあると思う。僕もそういう気持ちもあったんで、共有できる」と全面サポートを約束した。

 菅野はこの日、6年間務めた選手会長を退任すると発表。若手時代、内海が試合で好投してもKOされても、変わらず翌日誰よりも早くグラウンドに姿を現し、黙々と走っていた姿が目に焼き付いている。「絶対にチームのプラスになる。めっちゃうれしいです。帰ってきてくれて」と菅野。頼れる兄貴分とともにエース復権を目指す。(花里 雄太)

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