大谷翔平 WBC MVPから“9冠” 争奪戦は情報錯綜 ブルージェイズが「サプライズ参入者」!?

2023年12月02日 02:30

野球

大谷翔平 WBC MVPから“9冠” 争奪戦は情報錯綜 ブルージェイズが「サプライズ参入者」!?
大谷翔平 Photo By スポニチ
 エンゼルスからFAの大谷が11月30日(日本時間12月1日)、今季最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を受賞した。03~07年選出のデービッド・オルティス(レッドソックス)以来、史上2人目の3年連続受賞。3度以上の受賞は4人目で、ア・リーグMVPとの同時受賞は史上初だった21年以来、2度目となった。
 44本塁打で日本勢初の本塁打王を獲得。長打率.654、OPS(出塁率+長打率)1.066は両リーグトップで、打率.304、95打点、20盗塁も決めた。これで、今季のタイトルはア・リーグ本塁打王、MVP以外にもシルバースラッガー賞などを含めて“9冠”。12月16日(同17日)には21年でも逃したリーグ最優秀打者に贈られるハンク・アーロン賞の日本選手初受賞が期待される。

 自身の去就が注目を浴びる今オフ。4日(同5日)のウインターミーティング開幕が迫り、移籍先決定は大詰め段階で、ドジャース、今季まで所属したエンゼルスなど12球団以上が争奪戦を繰り広げる中、現地報道も熱を帯びてきた。ニューヨーク・ポスト紙はブルージェイズを「サプライズ参入者」と伝え、ニューヨークの放送局「SNY」はヤンキース、メッツへの移籍を「今のところ何の兆候もない」と報道。カブスを有力視する記事も目立ち、情報が錯綜(さくそう)する。

 9月に受けた自身2度目の右肘手術の影響により、来季はDHに専念予定。大リーグ公式サイトは「来年のエドガー・マルティネス賞も優勝候補」と4年連続受賞を期待した。その比類なき打棒を、どこが射止めるか。

 ▽エドガー・マルティネス賞 1973年に創設され、最も活躍したDHに贈られる。マリナーズで主にDHとして活躍したエドガー・マルティネスが引退した04年に、功績を称えて名称を変更。最多受賞はレッドソックスなどで活躍したデービッド・オルティスの8度。報道関係者や各球団の広報ら計100人の投票で決まる。

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