ソフトバンク・有原「自分の力で勝ちを取れる試合を続けたい」 来季は開幕から全開だ!!

2023年12月02日 06:00

野球

ソフトバンク・有原「自分の力で勝ちを取れる試合を続けたい」 来季は開幕から全開だ!!
ソフトバンク・有原(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 開幕から全開で1年間投げ抜く――。ソフトバンクの有原航平投手(31)が1日、来季先発の柱としての完走を誓った。加入初年度の今季、6月から1軍に合流しチーム最多の10勝を挙げた右腕は、この日福岡県内で行われた選手会ゴルフに参加。小久保裕紀監督(52)からは、すでに開幕ローテーション入りの当確ランプをともされているが、今季以上の勝ち星でその期待に応える意気込みを見せた。
 開幕から勝って、小久保監督のもと優勝を助ける。有原はそんな気概を堂々と示した。

 「もう本当に来年、開幕から入って、1年間、投げ終えないと今年の悔しさは晴れない。大事なところでチームのために。その思いで練習をしたいです」

 ソフトバンクに加入後初となる今オフは、筑後ファーム施設とペイペイドームで黙々と自主トレを行うという。新体制では今年以上の成績を残す。そんな思いを伝え続ける。「試合数が少なかったし勝ちをチームに付けてもらったことが多かった」。17試合で10勝5敗、防御率2・31だった今季を振り返る。

 勝利数はリーグ3位タイで先発陣の救世主となった。開幕前は、米国挑戦から復帰後の状態が復調途上とみなされて2軍行き。6月6日のDeNA戦が1軍初先発だった。交流戦までの再調整を見守ったのが当時2軍指揮官だった小久保監督。10月末の1軍監督就任後、当時の藤本監督への推薦が遅れたことへの謝罪から始まった。

 「あいつみたいに(1軍)舞台に行って初めてスイッチがオンになる投手がいるんだと分かった。初球に150キロ。2軍では一度も見たことなかった」。衝撃だった、剛腕の1軍でのギアの入れ方。だからこそ、来季は先発の柱として期待する。

 11月25日に地元・和歌山市での「小久保裕紀杯」に出席時には有原、和田の2人の開幕ローテーション入りを明言。2本柱には「オープン戦の結果は問わない」とした。来季開幕はオリックス戦。中でも王者相手に移籍後初完封含む3勝3敗の有原には「自分を崩さない」と平常心を評価し、開幕投手を託す可能性も十分にある。

 期待を受けるからこそ、有原は応じる。「後半戦の結果を見てくださったし、期待をかけてもらっている。より一層、やらないといけないなと思います。自分の力で勝ちを取れる試合を続けていきたい」。4年ぶりのリーグ制覇、そして日本一まで。有原は、最後までマウンドで完走しギアを入れる。そんな思いを示していた。 (井上 満夫)

 ≪こちらは、お疲れモード≫大忙しのソフトバンク・近藤が、選手会ゴルフ参加後に家族の待つ東京へと再び戻った。都内で11月28日にNPBアワーズに出席、29日はテレビ収録、30日はゴールデングラブ賞の受賞式に出席し、この日は福岡県内で早朝からのラウンドと休む暇もない。「まだまだいろいろとありますね。東京に戻りますが、何とか来年優勝して、ゆっくりもしたいですね」と、お疲れモードだった。

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