マエケン 手術後初白星の「続投」志願舞台裏 「野球人生で初めて」したマウンド上でのふるまい

2023年12月02日 19:52

野球

マエケン 手術後初白星の「続投」志願舞台裏 「野球人生で初めて」したマウンド上でのふるまい
前田健太 Photo By スポニチ
 タイガースと2年総額2400万ドル(約35億5000万円)の契約で合意した前田健太投手(35)が2日、NHK BS「新BS誕生スペシャル 神秘!迫力!真相!熱狂!心ゆさぶる地球ライブ」に生出演。新たな所属先が決まってから初めての日本のテレビ出演を果たした。
 ツインズでプレーした今年、6月23日(日本時間24日)のタイガース戦では5回3安打無失点で8奪三振の力投。5回2死では続投を志願し、右肘の手術を乗り越えて678日ぶりとなる復活の白星を手にした。

 勝利投手の権利まであと1死。5回2死一、二塁のピンチで、ジェイス・ティングラー・ベンチコーチがマウンドにやってきた。ブルペンからも一度、救援投手モランがグラウンドに姿を現す。交代かと思われたが、前田は強い口調で続投を直訴。熱意が伝わり、1番マッキンストリーをフォークで空振り三振に仕留めてガッツポーズ。日本でも大きな話題となった。

 前田は当時を振り返り、「野球人生で初めてくらいですね。監督にあんなに“ノー”って言ったのは。手術後、なかなか勝てなくて、この試合で勝てなかったら野球人生が悪い方に転ぶんじゃないかと。勝たなきゃいけないという強い気持ちがあった。“ノー”を50回くらい言いましたね」と苦笑しながらも、どうしても勝ちたいと食い下がったシーンを振り返った。

 「内野手も集まってくれて。(首脳陣から)『次のバッターを100%抑えられるのか』って聞かれたんです。僕はイエス!って答えて、他の野手の方もレッツゴーケンタ!って感じで背中教えてくれまして。もう泣きそうになって。みんな鼓舞してくれて、めちゃくちゃうれしくて」とチームメートの励ましも力になったと感謝していた。

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