巨人・坂本 遊撃にサヨナラ 三塁固定で3000安打へ 史上2人目大台に35歳から再スパート

2023年12月02日 05:15

野球

巨人・坂本 遊撃にサヨナラ 三塁固定で3000安打へ 史上2人目大台に35歳から再スパート
サヨナラの際にスコアボードに表示される「X」のポーズを見せる(左から)角中、坂本、松田氏(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 巨人・坂本がセ・リーグの「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞」を受賞し、都内での表彰式に出席した。現在2321安打で、残り679本に迫る通算3000安打について「名球会の方たちには“お前が3000本を打て”と言っていただけるので、目標にはしています」と意欲を示した。
 高卒2年目の08年に遊撃のレギュラーに定着。20年11月8日のヤクルト戦で2番目の若さとなる31歳10カ月で通算2000安打に到達した。「2000本も目標にしていたというよりは、日々の積み重ねで達成できた。その気持ちは今も変わりません」とし、NPBでは通算3085安打の張本勲(東映など)しか達成していない大台到達を見据えた。

 今月14日で35歳。長年、守備の要である遊撃手として戦ってきた。昨季は右膝内側側副じん帯の損傷などで3度の離脱。今季も6月23日の広島戦で走塁中に右太腿裏を肉離れし、約1カ月の離脱を余儀なくされた。だが、9月には遊撃から体への負担が少ない三塁へのコンバートが実現し、阿部新監督も三塁での起用を明言。司会者から今季の116安打ペースで、大台到達は6年後と知らされると「無理ですね」と苦笑いしたが、巻き返しへの土壌は整っている。6月16日の楽天戦で2点を追う9回に放った逆転サヨナラ3ランがこの日表彰され、勝負強さも薄れていない。

 憧れの先輩からも強烈に背中を押された。今季同僚として戦い、40歳でユニホームを脱いだ松田宣浩氏がゲストで登場。「3000本安打は通過点。3500本にチャレンジしてほしい」と「熱男魂」を注入された。現在歴代15位で、まずは18安打上の同14位・山本浩二(広島)へ挑戦。言葉通り一本ずつ積み上げ、レジェンドたちを乗り越えていく。(花里 雄太)

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