巨人・岡本和真4億2000万円!球団野手生え抜き4人目大台突破 来季7年連続30発で松井に並ぶ

2023年12月07日 05:30

野球

巨人・岡本和真4億2000万円!球団野手生え抜き4人目大台突破 来季7年連続30発で松井に並ぶ
岡本和は大幅アップで更改し笑顔を見せる(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 巨人・岡本和真内野手(27)が6日、都内の球団事務所で契約交渉し、1億5000万円増の年俸4億2000万円でサインした。今季は3月のWBCで侍ジャパンの優勝に貢献。プロ9年目で最多の41本塁打を放ち、3度目の本塁打王を獲得した。球団の生え抜き野手では史上4人目の4億円到達。来季は主将就任2年目での初優勝となる、4年ぶりのリーグ優勝への貢献を誓った。
 モミの木を思わせるような、グリーンのネクタイ姿だった。岡本和は新年俸を問われて、胸の前で両手を広げた。「両手まではいっていない。片手で収まるぐらいの。めちゃくちゃいい評価をしてもらった」と年俸4億2000万円にちゃめっ気たっぷりだった。

 個人的には充実した1年だった。3月のWBCでは侍ジャパンの中軸として、チーム3位の7打点をマークして14年ぶりの世界一奪還に貢献。シーズンでも9年目で初めて40発を超える41本塁打で、2年ぶり3度目の本塁打王に輝いた。30本塁打だった昨オフは3000万円減で更改。5倍分を取り戻す1億5000万円増で、球団生え抜き野手では松井秀喜、阿部慎之助、坂本勇人に次ぐ4人目の4億円突破となった。

 ただ、悔しさも残った。「世界一になって、ジャイアンツでも優勝、日本一になったら最高だった。最後は凄く悔しい思いで終わった」。チームは2年連続Bクラスの4位に沈み、原監督が退任。この日の球団との交渉は110分に及び、打撃でのデータ活用の環境改善など、再建へ向けて真剣に話し合った。「もっとできることがあるのであればしてほしい」と球団に後方支援を要望した。坂本から引き継いだ主将初年度でもあった。約10分の会見中に「優勝、日本一を目指して頑張りたい」「必ず優勝、日本一を達成したい」など「優勝」という言葉を7度も使った。来季主将については「門脇でいいと思いますけどね。いつでも代わりますけれど、本人が直接言ってこないので、来年もやると思います」と冗談めかしたが、主将としての初優勝へ思いを新たにした。

 来季30本塁打をクリアすれば7年連続となり、球団史上2位の02年の松井秀喜に並ぶ。「まだまだやるべきことがたくさんある。監督も阿部さんになり、新体制の1年目。必ず優勝したい」。主将、そして主砲として、新監督の初優勝へ導く。(花里 雄太)

 ≪10年目で年俸4億到達は球団3位のスピード到達≫岡本和(巨)が4億2000万円で契約を更改。巨人のプロ10年目で年俸4億到達は、18年菅野の6年目、01年松井秀喜の9年目に次ぎ、08年上原浩治、13年内海哲也に並ぶ3位のスピード到達。高卒および野手では松井に次ぐ速さ。また巨人の年間30本塁打を7年以上は19年連続の王貞治(62~80年)、7年連続の松井秀喜(96~02年)の2人。

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