ヌートバー「僕だったら震えていたよ」 16年前の阪神“恐怖の珍プレー”にペッパーミル引く手が止まる

2023年12月07日 22:23

野球

ヌートバー「僕だったら震えていたよ」 16年前の阪神“恐怖の珍プレー”にペッパーミル引く手が止まる
カージナルスのヌートバー Photo By スポニチ
 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(26)が7日に3時間特番として放送されたフジテレビ「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2023」(後7・00)にゲスト出演。16年前に起きた日本プロ野球界の“恐怖の事件”に目を丸くして固まる場面があった。
 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で「野球日本代表」侍ジャパンの世界一に大きく貢献したヌートバー。攻守での活躍とともに明るいキャラクターで一躍大人気となり、「たっちゃん」の愛称でも親しまれている。

 そんなヌートバーを招いて、中居正広(51)とお笑いコンビ「アンタッチャブル」の柴田英嗣(48)、山崎弘也(47)がそれぞれセレクトした選りすぐりの「歴代珍!」を発表。ヌートバーが面白いと思ったシーンにはペッパーミルをひいてもらい、こしょうの量で「ヌートバー大賞」を決めることになった。

 そして、柴田が選んだうちの一つが、プロ野球ファンの間で語り草となっている“下柳グラブ叩きつけ事件”だった。2007年10月1日の横浜―阪神戦(横浜)のことだ。阪神の先発マウンドに上がっていた下柳剛は、遊撃を守っている秀太がミスを連発したのに激怒し、2度にわたってマウンドに思い切りグラブを叩きつけた。下柳のほうが8歳も年上。まさに身の毛もよだつ?恐怖のシーンの連続だった。

 このVTRを初めて見たヌートバーは、最初は大笑いしてペッパーミルを回していたが、最初にグラブを叩きつける鬼の形相を見て即座に手を止め、その手を口元に押し当てたまま、しばらくフリーズ。「OH!NO!」と首を振り、緊張感から丁寧にいき過ぎた秀太が併殺打性の打球で1死しか取れず、下柳が再びグラブを叩きつけると、もうどうしていいか分からないといった表情で固まってしまった。

 最後は右飛で3死目を取ったが、これに「OH…」とヌートバー。続いて下柳の満面笑みの表情が映し出されると、安心したようにヌートバーも笑みを浮かべてペッパーミルを引いた。

 「最後、ライトは難なくキャッチしたけど、僕だったら震えていたよ」。メジャーでは下柳のように感情を出す投手はいるのか聞かれると「います」とし、「そういう時は緊張するけど、それは強い競争心の表れです」とキッパリ。ただ、「あのようにグラブを投げつけることはないです」と苦笑いだった。

 なお、下柳剛さん(55)は一見“こわもて”だが、実際はチームメート思いでトーク上手の好人物。秀太こと田中秀太さん(46)は現在、阪神の2軍内野守備走塁コーチを立派に務めている。

 

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