プロ野球選手会 FAに代わる新制度目指す 広島・会沢会長「ゼロベースでつくり直す」

2023年12月07日 18:33

野球

プロ野球選手会 FAに代わる新制度目指す 広島・会沢会長「ゼロベースでつくり直す」
選手会総会での総括を説明する会沢翼選手会会長、左は丸佳浩(社)プロ野球選手会理事長(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 労働組合・日本プロ野球選手会は7日、大阪市内のホテルで定期大会を開催。現行のフリーエージェント(FA)に代わる新たな制度の創設を目指し、日本野球機構(NPB)と12球団に交渉を求めていくことを決めた。
 権利取得期間を国内外ともに一律6年に短縮することや補償制度の廃止などを訴えてきたが、ここまで進展はない。来季留任が決まった会沢会長は「今ある制度をベースに手直しするというやり方は限度がある。(新ルールを)ゼロベースでつくり直すという発想も解決策。ゼロベースで設計し、それをたたき台にして交渉を続けていく。(NPBと)一緒に(新ルールを)つくり上げていくところがメーンになる」と説明。現行を手直しするのではなくNPBと共につくり直すことを求める方針に転換。今月下旬のNPBとの事務折衝で正式に提案する。

 同会の森忠仁事務局長は「白紙というところから考えていきましょうと」と説明。「FAイコール移籍ではない。FAを取ったら移籍も残るも選択の一つ。選択する場を提供だと思っている。移籍が全てじゃない」と意義を強調した。

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