西武 前ヤンキースの163キロ腕と合意!今季大谷斬りアルバート・アブレイユ

2023年12月07日 03:00

野球

西武 前ヤンキースの163キロ腕と合意!今季大谷斬りアルバート・アブレイユ
西武の新守護神として期待されるアルバート・アブレイユ(AP) Photo By AP
 西武が新守護神候補として前ヤンキースのアルバート・アブレイユ投手(28)を獲得することが6日、分かった。最速163キロを誇る救援右腕で入団に合意。近く正式発表される。
 ドミニカ共和国出身の1メートル88の大型右腕は、メジャー3球団でプレーして全て救援で通算108試合に登板し6勝5敗、防御率4.58。今季はヤ軍で45試合に登板し、2勝2敗、防御率4.73だった。最大の武器は最速101.2マイル(約162.9キロ)の高速シンカーで、7月18日のエンゼルス戦では大谷から見逃し三振も奪った。

 チームは今季、守護神を固定できず5位と低迷。35歳のベテラン・増田は、チーム最多19セーブを挙げたが防御率5.45と安定感を欠き、9月に出場選手登録を抹消され、そのまま登板はなかった。途中加入で代役を務めたクリスキーは14試合で7セーブも今オフに退団。守護神について渡辺久信GMは「今年は後ろの安定感がなかったので、新しい選手が出てきて厚みができれば。新人も当てはまる投手がいて、ハイレベルな争いになれば」と話していた。

 また、中継ぎ左腕の補強として最速159キロを誇る元マーリンズ傘下のジェフリー・ヤン投手(27)の獲得に向けた調査も進めており、さらなるブルペン強化を狙う。5年ぶりのV奪回に向けて、強固な勝利の方程式完成を目指していく。

 ◇アルバート・アブレイユ 1995年9月26日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。13年にアストロズと契約し、16年オフにヤンキースにトレード移籍。その後、レンジャーズ、ロイヤルズにも所属し、復帰したヤ軍で今季は自己最多45試合に登板した。メジャー通算108試合で6勝5敗、防御率4.58。右投げ右打ち。1メートル88、86キロ。

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