阪神現役3人目 SSK社から「才木モデル」グラブ登場 西勇、梅野に続くアドバイザリー契約

2023年12月07日 05:15

野球

阪神現役3人目 SSK社から「才木モデル」グラブ登場 西勇、梅野に続くアドバイザリー契約
来季使用するSSK社製のグラブとスパイクを手にする才木(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 来季から「才木モデル」のグラブが誕生する。阪神・才木が6日、大阪市内で、今季まで用具提供を受けていた総合スポーツ用品メーカーSSK社のスタッフ会議に参加。来年1月から同社とアドバイザリー契約を結ぶことが決定した。会議終了後、一流選手の証をゲットした右腕は声を弾ませた。
 「頑張ります!契約させてもらえるということでより一層、頑張らないといけないし、見合った活躍ができるように」

 同社のアドバイザリー契約は、球団の現役選手では西勇、梅野に次ぐ3人目。幼少期から赤色を好む才木にとって、来季のシーズンで使用するグラブも例年に引き続き赤に決定。今回は、入団時から使用する親指と小指を合わせるように閉じる「縦型」グラブにさらに改良を重ね、「左手の握る感じが良くなった。体を縦回転に使えるというか、無駄に力まずに回転できると思う」と笑顔を見せた。

 才木モデルは来年、同社のカタログでお披露目される予定で、「それぐらいの(子供たちから憧れられる)選手になれるように」と抱負。既に公言している最優秀防御率のタイトルに加え「代表、プレミア12とかWBCとかは、やっぱり選ばれたい気持ちはある」と目標を口にした。

 今春3月に行われた侍ジャパンとの強化試合で先発。大谷(エンゼルスからFA)と対戦し、第1打席は全球直球勝負で空振り三振に仕留めたが、次打席目は追い込みながら、初めて投じたフォークを中堅右に運ばれる3ランを被弾した。「凄くいい経験をさせてもらったので、来年とか今後に生きていくようにできたら」と、フォークの精度向上が来季飛躍の鍵とみている。

 「球速もそうだし、追い込んでからも一球で決められる安定感、そこをもっといけたら球数も少なくなる。三振ももっと取れる」

 今季は19試合登板で8勝5敗、防御率1.82。さらなる進化に向け、慢心はない。(石崎 祥平)

 ○…才木はSSK社のスタッフ会議後、ABCラジオ「UP←←」に生出演。リーグ優勝を決めた9月14日の登板に、「この大事な試合で勝ったら、目立てると(思った)」と臨んだ強心臓ぶりを明かした。その言葉通り、7回3安打1失点の好投でVを呼び込んだ。リスナーの「緊張すると食事も喉を通らない。対処法は?」との質問には、「緊張してうまくいかなかったらどうしよう、は考えたらダメ。別に失敗して恥ずかしいことではない」と熱いエールを送った。

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