山本由伸 オリックスでの成長は「弱い時も強い時も経験できた」思い出の1球は…

2023年12月30日 13:49

野球

山本由伸 オリックスでの成長は「弱い時も強い時も経験できた」思い出の1球は…
福良GM(左)と握手を交わす山本(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 オリックスからポスティングシステムでドジャースに移籍した山本由伸投手(25)が30日、大阪市内のホテルで「惜別会見」を行い、古巣での思い出や感謝の思いを語った。
 山本は27日(日本時間28日)、ドジャースの本拠・ロサンゼルスのドジャースタジアムで入団会見を行い「「今日からは本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります」と少し噛みながらWBCでの大谷翔平の明言を引用して、決意を語った。

 山本は都城高から16年ドラフト4位でオリックスに入団。「高校3年生の時はドラフト上位候補でもなかったので、社会人に行くべきか、チャンスだからプロに行くべきか、すごく悩みましたけど、やっぱりプロ野球選手を目指して小さい頃からやってたので、悩みながら何とか決断できた感じですね」と悩みながらもプロ入りを決意した。

 その背景には担当スカウトの存在があったとし「山口和男さんが僕の担当スカウトですけど出会いは特別で、プロに入ってからも気にかけていただいて、和男さんのおかげでプロ野球選手になれたぐらい本当に感謝してます」と語り、山口氏には「すぐ連絡しました。“本当におめでとう”って言葉をかけていただきました」と笑みを浮かべた。

 また、ドジャース入団が決まり、オリックスは球団公式X(旧ツイッター)で「14470球にありがとう」と山本がオリックスでの公式戦、CS、日本シリーズで投じた全14470球と同じ数のボールでレイアウトした笑顔のポスターを投稿。山本もこのポスターを見たそうで「本当にすごく嬉しかったですし、付いていた文章が心にぐっと来ましたね」と「いけ、由伸 僕らの手の届かないところまで」などと添えられた文にも感動したと感謝した。

 オリックスでの思い出の1球を尋ねられると「難しいですけど、例えば初登板の1球目、最後の日本シリーズの1球だったり、思い出のシーンはたくさんあります」としみじみと語った。

 そして、この7年間について「とにかく悔しい経験だったり、たくさんしましたし、チームが弱い時も強い時も経験できて、負ける悔しさも実感しましたし、途中からチームもどんどん強くなってきて勝つことの喜び、勝つことが大切と選手として感じられたので成長できたと思います」と振り返り「やっぱり3連覇できたことはすごく嬉しかったですし、日本一も経験して優勝した経験が大きいと思います」と胸を張った。

 会見の最後には入団当時の監督で現GMの福良淳一氏から花束を贈られ、笑顔を見せた。

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