ソフトBドラ1前田悠「一日でも早く1軍に」 02年の寺原以来、高卒新人投手のA組スタート誓う

2024年01月07日 06:00

野球

ソフトBドラ1前田悠「一日でも早く1軍に」 02年の寺原以来、高卒新人投手のA組スタート誓う
「一球入魂」と書かれた、ひょうたんを手に笑顔を見せるソフトバンク・前田悠(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの支配下新人選手7人が6日、福岡県筑後市の「若鷹寮」に入った。ドラフト1位の前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)は、2月1日から始まる春季キャンプ(宮崎)での主力中心のA組入りに意欲。高卒新人ながら今季中のデビューが期待される左腕は、9日から新人合同自主トレで世代トップと称される実力をアピールする。
 プロの世界で勝負する本当のスタート。前田悠は「いよいよ始まるという気持ちです」と引き締まった表情で話した。世代トップと称される左腕に懸かる期待は大きい。「これからもっと、もっと頑張っていかないといけない気持ちになった」と思いを語った。

 9日から始まる新人合同自主トレから実力をアピールする。目指すは02年の寺原隼人(現2軍投手コーチ)以来となる高卒新人投手のキャンプA組スタートだ。「自分がテレビで見ている選手たちがたくさんおられる所でやりたいという気持ちは強い。そうすれば、おのずと勉強することがあると思う。人から学ぶこと、自分の技術を磨くこと、両方しっかりやっていけたら」と語った。

 小久保監督は昨秋ドラフトで「4月からというのはちょっと考えないと思うが、1年目の後半(で1軍デビューする)ということも十分考えられる力はある。焦らせることはないと思うが、1年目だからといって1年間は体づくりというタイプの投手ではない」と評価した。高卒新人はB組もしくは筑後スタートがほとんどだが、高校No・1と評された左腕は枠に収まらない。

 球団は投手力強化をテーマに昨秋ドラフトで前田悠を含め5投手を指名したが、高校生は前田悠だけだった。「大学生、社会人が多いけど、高校生だからといって引くことなく、自分をどんどんアピールしていければと思っている」ときっぱりと言い切った。

 入寮には新しく購入したビーズソファを持参。「きれい好き」を自認していて「(掃除をして)ストレッチができるスペースを確保したい。身の回りからしっかり整えていきたい」と話した。野球中心の生活を送り、思い描くは高卒1年目からの活躍。「一日でも早く1軍に行きたいと思っている。それに向けて自主トレから頑張っていけたら」と18歳は力強く語った。 (森 寛一)

 ◇前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年(平17)8月4日生まれ、滋賀県出身の18歳。古保利小2年から高月野球スポーツ少年団で野球を始め、6年時にオリックスJr選出。高月中では湖北ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。2年時の甲子園は春優勝、夏ベスト8で今春はベスト4だった。好きな食べ物は焼き肉で部位はタン。1メートル80、80キロ。左投げ左打ち。

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