広島・森下がマエケンに極意学ぶ 7日から初の合同自主トレ 開幕投手にも意欲「15ぐらい勝ちたい」

2024年01月07日 05:45

野球

広島・森下がマエケンに極意学ぶ 7日から初の合同自主トレ 開幕投手にも意欲「15ぐらい勝ちたい」
広島・森下 Photo By スポニチ
 広島・森下暢仁投手(26)が6日、マツダスタジアムで自主トレを公開し、キャリアハイの15勝を今季目標に掲げた。7日からは球団OBの前田健太投手(35=タイガース)と国内某所で合体。自主トレをともにし、その極意を吸収する構えだ。突き抜けた結果を…と誓う5年目。高いレベルの停滞から発展に転じ、絶対的な存在へと進化する。
 マツダスタジアムに隣接する屋内練習場。森下は年末年始も故郷の大分で「できることはやっていた」とあって、九里相手のキャッチボールで力強い球を投げていた。新春恒例の自主トレ公開。右肘手術明けだった昨春と違って表情は明るい。

 「こうやって球場に来て体を動かすと、始まるな…という気持ちになる。もう(肘を)気にすることなく投げられているので、去年とは全然違います」

 7日からは、一時帰国中のタイガース・前田と合同自主トレ。鈴木誠也(現カブス)や堂林との沖縄自主トレに参加した3年前、同じ施設で練習していた背番号18の前任者から助言をもらったことはあるものの、一緒に汗を流すのは初めてだ。

 「変化球をどんな意識で投げるのか、どんなトレーニングをするのか見たい。それにマエケンさんも(同じ)ケガ明け。どんな感じだったのか聞きたい」

 21年9月の右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復活した先輩右腕。宝刀のスライダーや落ちる変化球は、微妙に変化を変えて投げ分けると伝わる。「同じ球種が少しでも変化し、自分でも使えたら」。握りや感覚を教わることで武器を増やしたい考えだ。

 「求められるところは分かっています。取ってもらった1点で勝ち切れる投球をしたいし、勝ち星は2桁いって当たり前という意識でやりたい。もう、やらないといけない」

 プロ入りから4年間は毎年、8~10勝を挙げており、昨季は9勝6敗、防御率3・01。並の投手なら合格点でも森下には不完全燃焼の思いが強い。「同じような結果しか残していないので、そこは変えられたら」。初の開幕投手に意欲を示し、並々ならぬ決意で臨む5年目。目標にも言及した。

 「貯金もつくらないといけないな…と。15ぐらいは勝ちたい」
 大リーガーの極意を吸収し、ワンランク上のステージへ。森下が突き抜けた成績をマークすれば、6年ぶりとなるチームのV奪還も見えてくる。(江尾 卓也)

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