李鐘範氏 MLBで息子と婿が対戦したらどちらを応援するかの問いに…“幸せな悩み”を韓国メディア紹介 

2024年01月08日 11:31

野球

李鐘範氏 MLBで息子と婿が対戦したらどちらを応援するかの問いに…“幸せな悩み”を韓国メディア紹介 
ジャイアンツ入団会見を行った李政厚(中央)は元中日で父の李鐘範さん(左)、母と肩を組む(球団公式Xより)
 中日でプレーし、“韓国のイチロー”とも評された李鐘範(イ・ジョンボム)氏(53)の“幸せな悩み”を韓国メディアが8日、報じた。
 朝鮮日報はイ・ジョンボム氏の息子である李政厚(イ・ジョンフ)外野手が6年総額1億1300万ドル(約188億5000万円)でジャイアンツと契約を結んだことと、娘の夫で婿にあたる高佑錫(コ・ウソク)投手も2年総額450万ドル(約6億4000万円)でパドレスに移籍したことを紹介した。

 息子と婿が世界最高峰の舞台に立つことにイ・ジョンボム氏は「とても驚き、嬉しい」と喜びつつも「最初の一歩を踏み出しただけ。キャンプで適応してチームに認められ、激しいチーム内の競争で生き残ることが重要」と冷静に語った。

 また、ジャイアンツ、パドレスともナ・リーグ西地区に所属することから、レギュラーシーズンでも対戦する機会は増える。イ・ジョンボム氏は息子と婿が対戦した際、どちらを応援するかの質問に「そんなことは聞かないでください」と答えた。

 息子のイ・ジョンフの成長には妻であるチョン・ヨンヒさんが厳しく育てたおかげと感謝し、妻が米国でイ・ジョンフ、コ・ウソクをサポートし、自身は韓国と米国を行き来することになるとした。

 その上で「まずはジョンフが適応できるように手助けするのが私の役割ですが、機会があれば無報酬でもアメリカの先進的な野球を学びたい」と意欲を見せ「私の野球も現在進行形」と指導者としてさらなるステップアップをしたいという希望も口にした。

 イ・ジョンボム氏は韓国プロ野球で首位打者、盗塁王を獲得するなど「韓国のイチロー」と呼ばれ、98年に中日入団。99年のリーグ優勝に貢献するなど内外野で活躍し、01年のシーズン途中に韓国へ戻り12年に現役を引退した。

 引退後は指導者に転身。17年のアジアプロ野球チャンピオンシップでは韓国代表のコーチも務めた。2020年は中日でコーチ研修。その後、韓国のLGツインズでコーチを務めた。

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