能登半島地震を経験した西武・牧野 実家は石川県穴水町 車で7時間立ち往生 現在も両親は車中泊

2024年01月08日 17:21

野球

能登半島地震を経験した西武・牧野 実家は石川県穴水町 車で7時間立ち往生 現在も両親は車中泊
自主トレを行った西武・牧野 Photo By スポニチ
 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県鳳珠郡穴水町出身の西武・牧野翔矢捕手が8日、所沢市の球団施設で練習を行い、報道陣の取材に応じた。
 昨年末から帰省していた牧野。最大震度7の地震があった1日は、穴水町の実家から能登町の親戚宅へ車で移動している最中だったという。

 「車にいても揺れは分かった。前の車もかなり揺れていて驚きました」。道路は地割れや木が倒れるなどし、牧野も午後4時から11時頃までその場から動くことができなかったという。

 車の中では家族らと連絡を取って無事を確認。「余震も続いていたので心配でした。帰れるかな、とも思った」。周囲にも多くの車が立ち往生する中、近隣のコンビニエンスストアがパン、水などを無料で提供してくれたという。

 その後は電気の止まっていない親戚の家で寝泊まりをしていた。現地は断水が続いており「水が全然ない。お風呂もずっと入っていなかった」。実家は現在も電気が止まったままで、暖房がないために両親は夜は車中泊をしているという。

 5日に埼玉に戻ってきた牧野は、この日はマシン打撃などで汗を流した。「自分は仕事で野球がある。家族も“野球優先でいいから”と言ってくれた。頑張らないと駄目。頑張るしかないと思って早めに(実家を離れて)帰ってきた。僕が頑張って親戚、家族にいい姿を見せられれば元気を与えられると思う」と、自身のやるべきことを改めて再認識していた。

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