甲斐野 心は早くもレオ?ライオンバンダナで自主トレ 人的補償で移籍する西武で「守護神狙いたい」

2024年01月13日 05:20

野球

甲斐野 心は早くもレオ?ライオンバンダナで自主トレ 人的補償で移籍する西武で「守護神狙いたい」
合同自主トレを行った(左から)甲斐野、梅津、上茶谷 Photo By スポニチ
 もう心はレオ一色だ!ソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償で西武入りが決まった甲斐野央投手(27)が12日、静岡県内で自主トレを実施。移籍が決定した前日に購入したライオンのプリントが入ったバンダナを巻いて汗を流し「寂しさは大きいけど少しでも力になれるようにやるべきことをやっていきたい」と誓った。
 甲斐野は笑顔を取り戻していた。東洋大時代からトリオとして注目されたDeNA・上茶谷、中日・梅津と、プロ入り後で初となる合同自主トレの初日。やり投げのリオデジャネイロ五輪日本代表の新井涼平(32=スズキアスリートクラブ)の指導も受けながら体幹トレーニングも行い「楽しかったです」と終始、明るい表情だった。

 前日は激動の一日だった。西武が山川の人的補償として発表したのは自身の名前。一部報道では日米通算163勝左腕の和田の名前が出ていただけに寝耳に水だった。大きなショックを受けたが、前向きな性格が持ち味でもある右腕はすぐに切り替える。渡辺久信GMから「大きな補強ポイントだった。ライオンズにいないタイプ」と期待されていることについても「ドラフトみたいな気分」と照れ笑いを浮かべた。

 プロ1年目だった19年に、いきなり65試合に登板するなど実績抜群の最速160キロ右腕は昨季も46試合に登板。新天地に向けて「野球人としては勝ちパターン、守護神も狙いたい」と力を込める。まだまだ底知れぬポテンシャルを全開にさせるため、準備を進める。(山添 晴治)

 ≪インスタ更新「絶賛寝不足」≫この日の朝、甲斐野は自身のインスタグラムのストーリーズを更新。「おはようございます。絶賛寝不足。初めてこんなに寝れんかった」と書き込み、眠れぬ夜を過ごしたことを明かした。福岡から所沢への移動を示したのか、写真は飛行機のもの。電撃移籍が決まった前日から球界だけでなく各方面から届いた数多くの激励メッセージを貼り付けており「暖かいコメントをファン、皆さん、ありがとうございました」と激励に感謝していた。

 ≪東洋大トリオで初の合同自主トレ≫東洋大トリオで充実の時間を過ごし、梅津は「一緒にできて本当にうれしい。3人とも満足できる年にしたい」と語った。18年ドラフトでそろってプロ入りも自身の相次ぐ負傷で、5年目のオフで初めて合同自主トレが実現。今季目標には「100イニングは投げたい」と掲げた。上茶谷は今季目標を問われ「12球団No.1の敗戦処理を目指します」と宣言。「すみません、もう一回言います。沢村賞です」と言い直して笑いを誘った。

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